まちわびる


そう、咲いたのは
花弁じゃなく
まちわびた
時間へのご褒美
描いたのは
飾る絵や言葉なんかじゃなくて
キミと笑う
近くて遠い未来

泳ぎ疲れてキラキラ眠る
魚たちに今日は
少し良い事あるかもって
朝の挨拶を済ます
天気予報は晴れのち時々曇り
傘はいらない
意味もなく歌う鼻歌に
少し意味を持たせる

繋いだ手 そのままで
いられたら良いのにな…
叶わない事を願っても
許されるなら
次に会う日まで
飛んでけたら良いな…

やっと来たその日
今日という待ちに待った日に
感謝しながら進む足取りと
時計の針の音が
心地良いリズム鳴らしてる
奏でるメロディは
飛んでった鳥の囁く様な
呟きを思い出す

本当は私の他に誰か…
好きな人がいるのかな…
そっとスマホを閉じて

全てを知る事が
全てなんかじゃない
飛行機雲眺めながら
少し不安になる
駅前のカフェテラス
楽しそうな時間を
過ごしてる人たちを
見ないフリで見てる

駅までの道のりは
いつもと同じ道
急ぐ車のクラクションに
少し不安になる
頭の中のクラクラが
止まらないけど
なんとか歩いてる
どうやら
音と思いの重なり合いは
私ひとりみたい

なんか疲れた
上手に焼けたビスケット
温かさ伝わる

伝えて 伝わる
伝えて想いと思いが伝わる

伝わる思い
伝えて早く
伝えて想い
伝わる早く
伝わる中で
蠢く想い
伝わる想い
伝わる願い
叶えて願い
叶える願い
心と伝える心
叶える

流れる星
重なる夜
迎える朝

その全てが
今 全てで
廻る世界
まちわびる

咲いたのは心の中
咲かせるのは夢と
思い描くキミの願い
キミの気持ち
同じでいて

まちわびる
その想いと
願う心
まちわびて

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