たかしの菜園日記 空豆の冬越しポイント
そら豆の冬越しは、何と言ってもアブラムシ対策です。アブラムシがベットリ付いたのに懲りて、そら豆の栽培はやめたという人が結構多いです。成長を阻害するだけではなく、病気を持ってきて後半に鞘に斑点を生じたり、枯らしたりする厄介者です。
防虫ネットを丁寧に掛ければ防げるのでは、とおもいがちです。今までの経験ではどこからか侵入してきて、しかもネットの中は見にくいので、気がついたときは結構広がっていたということが何回かありました。
銀色のマルチや、黄色の虫取り紙も使用したことがありますが、決定打にはならないようです。
まずポイントは肥料です。化成肥料はできるだけ少なく、必要最低限にしましょう。牛糞、鶏糞など堆肥をたっぷりと、さらにボカシや発酵した落ち葉など有機肥料をメインにしたい。ボカシは、精米機からもらってきた米ヌカに、油粕、鶏糞、魚粉を加え、水とEM菌で発酵させて作ります。肥料の窒素分を減らすことでアブラムシを抑えられます。
厳寒地、厳寒期以外では、防虫ネットは掛けず風通しを良くした方が、アブラムシの発生を抑えられます。
発生した場合は、手やガムテープで除去できる初期以外は薬剤を使います。殺虫剤を使いたくない場合は、唐辛子抽出液が使えます。唐辛子カプサイシンは油溶性なので、食用油、酢、水を混ぜたもので抽出し、希釈してスプレーします。ただし即効性は無いので、3日ほど毎日散布すれば大体効果が出ます。
その他、主枝は20cmほど伸びたら1/3位に切り詰め、側枝を5、6本伸ばします。多く伸ばしたくなるところですが、一株で30本程立派な鞘が取れれば上々なので、細い側枝や後から生えてきた側枝は整理します。
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