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面白すぎる歯医者さん②

noteに書いてると、不思議と思い出が面白くて、走馬灯を見ている気持ちです。

でも、あと2人の歯医者さんは書かないと死ねない。

2.ブラックジャックとゆるピノコ


ブラックジャック先生は、1.の焼き芋の殿のところの多分「若」だけど、「わかー」と呼ばれてても返事をしませんでした。

艶のある黒髪と若白髪のコントラストと、鋭い視線が、ブラックジャックだ!と思わせ、格好良かったです。

実際名医で、先生のインプラントは四半世紀なんのトラブルもないです。

私の治療費がかなり高くついていたためか、
よく「時間かかるから麻酔なくて良い?」と言ってくれ、ほとんどの治療を麻酔なしで安く上げてくれました

当然痛くないわけはないけれど、
渋い声で言われると覚悟も決まり、
腹筋で耐えきれたし、
麻酔が無いのもブラックジャックみたいでカッコいいとすら思っていました。

そんな真冬のある日、ずっと口を開けておく時間のかかる治療をしてくれたのが、
少し舌足らずでおしゃべりな女性助手さん(勝手にピノコ嬢とする)とBJ先生でした。

私の上で治療しながら、ピノコさんが一方的に"筆"の話をしだし、
「なんで筆」と先生に言われてて、そこですでに面白かった。

いつの間にかペットのハムスター?が病気だという話になり、

ピノコ嬢「部屋が寒すぎて風邪をひいたのかー、動かなくなったです」
BJ「…」
ピ「全然動かなくてー、家族はもう死んでいると言っているです」
BJ「…」
ピ「呼んでも起きないのにー、でも餌を置いたらいつの間にか減ってるからなんでかな?ネズミが入ってるのかな」

BJ「… 冬眠だろ、暖めろ
ピ「トーミン??」

もう無理でした。
私が口を開けっ放しだから言えず我慢するしかなかった、
「冬眠だろ!」の一言を、
実はちゃんと聞いていた先生が言ってくれたのが、笑いのツボに入って入ってヒィヒィ言ってしまい

手を挙げてギブアップして、
その後の治療はしばらくできませんでした。

お互い謝りあって戻っても、
同じ体勢になるとまた笑えてきて苦労しました。

歯科医の診療台であんなに笑ったのは後にも先にもあの時だけです。


3も書きます!


※白くつ下柄のネコさんが大好きなので、イラスト最高です。ありがたい。
出会わせてくれた歯医者さんがますます好きになりました。


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