この棚を読む
最近あまり小説が読めていないです。
読めなくなったきっかけはコロナでした。
非常事態宣言の時に、図書館までが閉まった事からです。
やっと開いても、殺菌機みたいなのが入って、いかにも
「接触感染しますよ」
と言わんばかり。そしてまた閉まる。
仕方ないので買おうにも、
その気になれば、小説は1日一冊ペースの私にはコスパが悪すぎる。
し、物が増えて、お片付けの才能に欠ける私にはしんどい。
うーん、といじましく策を練って、本を買う時は
「これはなかなか読めないわ」
という本を選ぶようになりました。
特に資格試験のは、
うまくいくと資格が取れるお得感もあって、
下手なドキュメンタリーより、その職業の本質がつかめる面白みもあって、
非常にコスパが良い。
あと、哲学書とか専門書は、本当に読み進めるのに時間がかかって、
やっぱりコスパが良いし、賢くなった気になれる。
勉強してるよ!感
「お母さんも勉強してるよ!
子供ばかりさせてないよ!」
感も、狙いましたが、
子供からしたら
「おとなになってもいつまでも勉強するなら、今やらなくていいんじゃ」
となってしまいました。
そう言われると確かにそうで、
「うーん、だねー。
だから今は遊べば?」
と言ってますが、
そんな急に遊びも思いつかないようです。
またいつか棚を読む日
とにかく私は、そのままずるずると、
小説を大量に読む習慣が抜けてしまいました。
でもその分、たまに読んだ本が印象に残ります。
多分 若い頃は読みすぎていました。。
近所の大きくはない図書館の本は読みすぎて、しまいには
「この棚の、読んでない残りを読もう」と、
あ、の付く名前の作家さんの棚から潰していました。
乱読ですね、
だけど、今図書館を見ると、
長い間にどんどん作家さんが入れ替わり、
また読んでいない本ばかりになってしまいました。
小中学生の時に都度読み倒していたはずの村上春樹も、読んでない本だらけ。
そうすると、変なもので
「また最初からかー」
みたいな、気になってちょっと疲れてしまいました。
全然義務じゃないんですけど。
若い頃から比べると、
だいぶ本を読む体力も気力も弱ってきていますが、
長時間労働に世の中が厳しくなって、
時間だけは増えてきたので、
せめて
すべての作家さん、各一冊
は、読もうと、
自分の余命リソースを有効に使うべく、note上のリコメンドを、
ありがたく参考にさせていただいて、
使わせていただいたイラストそっくりのスタイルで、
棚を睨みながら思ってます。
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