雨に歌えば

鼻歌でスキップすれば風光り新しき靴希望を運ぶ

スニーカーどこか行こうよと見つめてる夏帽子持ち微笑むきみに

歳越して未だに青き木のようなあなたに会えた味かみしめてる

変哲なきを恥じるなかれあの朝の線路のひかり表せたなら

誰かのね胸にひとつぶ種落とし飛んで行きたいふるさとの山

鳥たちの語らいあいて日が暮れる帰ってきてねとつぶやいている

あの山の向こうになにがあるんだろ小さき花の夢よ愛しき