見出し画像

26歳。まだまだ恋愛は不器用。

登場人物

私(nana):26歳。女性。社会人4年目在宅勤務OL。
彼氏:28歳。男性。サラリーマン。

好きと言えない彼氏

夏頃から彼とお付き合いをした。
趣味つながりで知り合った人。
特に眼中になかったけど、彼の気持ちには気づいていた。
私は2年間恋人がいなかったのもあり、正直焦っていた気持ちがあった。
お付き合いするか悩んではいたけれど、周りの友達に「nanaはいつも考えすぎ。付き合ってみなきゃわからないんだからこの際飛び込んじゃいなよ」と言われ、まあ他に好きな人もいないからいいか、と交際を始める。

実際付き合ってみると、彼は私のことを大事にしてくれるし、愛情表現もしてくれる。寂しがりやな自分にとって、予定のない日を誰かといっしょに過ごせることは心地がよいものだった。

彼はとても頭が良く、会話していて面白い。金銭感覚は若干合わない部分もあったけど、自分よりも稼いでいるしまあいいか、とあまり気にしていなかった。

でもやっぱり違和感があった。

「好き」と言えない自分。

「好きだよ」と言われても、心の底から同じ気持ちを返せないのだ。
「ありがとう。私も」と言った日にはモヤモヤがとまらない。
きっとどこかで気づいていたのだ。
私は彼を好きなのではなく、”自分を好いてくれる人と過ごす恋人っぽい時間”が好きだったのだ。

カラダ

彼と付き合った当時、私は性行為をしばらくしていなかった。
彼氏は2年間いなかったと言ったが、その間に若干遊んだりした人との数回くらいで、ほぼ0に等しい状態になっていた。

彼と付き合いだしてまあ普通にそういう流れになるのだけど、

本当に痛い。苦痛。
この状態は3ヶ月くらい続いていた気がする。

だんだんと慣れてきて痛さも緩和されてきたが、自分の中でその行為を無意識に避けていた。彼より早く寝るようにしたり、泊まらずに帰ったり。

友人に最近の恋愛事情はどうなのと聞かれ、自分から出てくるのは性行為の悩みばかり(逆をいうとこれ以外は特に問題ないくらいいい人だったのだ)

性癖が特別に変なわけでもなく、至ってスタンダード。
それでも私の気持ちがのらない。男女としてのお付き合いをしていくうえでこれは避けては通れない問題なのだ。

「好き」と言えない自分。
やっぱり私は、自分が好きと心から思える人としかこの行為をしたいと思えないのだろう。「性行為と感情は別」と上手に切り分けられる、そんな器用な人間ではなかったのだ。

彼のことは人としては興味もあるし話していて楽しい。
しかし、性の対象かと言われればYESではない。

最近Xでこんな言葉を見かけた。

こちらのポストにあったリプがこちら。

好き=性欲
性欲≠好き
この方程式に非常に納得した。好きなら性欲は自然と湧くのだよ。

お別れ

そんなこんなで自分の中で気持ちの整理がついてきて、この人に対する感情は異性としての好き(=性欲が湧く好き)ではないんだなと理解していった。
このあと些細なことで喧嘩になり、その際にじゃあ思い切ってこちらも言わせてもらいますが、と話して別れ話に持っていったというのが結末だ。

高校生のときに「蛙化現象」を散々経験してきた私。
※ここでいう蛙化現象は「そもそもそんなに相手のことを好きじゃなかった」パターン

自分が好きと思える人じゃなきゃ付き合わない!
と相当気をつけていたつもりなのに・・・。

またやってしまった。これによりたくさんのお相手を傷つけてきた私。
26歳。こんな不器用で学習しない恋愛はもう終わりにしたいね。
人間は学習しても忘れる生き物だということだね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?