![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/127266401/rectangle_large_type_2_d851f198f0523adca2ed6a6c595bba82.jpg?width=800)
敢えて周りと世界の方を変える
よく"他人や周りや世界は変えられない
だから自分を変えろ"という自己啓発に
ありがちなフレーズがある。
なるほど確かに一見それは正しく見えるし
部分的には正しい。
しかし、以下のような状況ではいかがだろうか?
ブラック企業に勤めるAさん
最近セクハラもパワハラも酷い会社に嫌気がさしている。
上司に相談してみたところ「うちの組織はこれで回ってるから、ことを荒立てるようなことしないで君が組織や業界の慣習に合わせてほしいんだよね。頑張って慣れてよ。」
さて、普段から自己啓発と自己研鑽に取り組んでいたAさんは、またも本に書いてあった「他人のアドバイスには素直に従ってみる」というフレーズを思い出し、業界や組織に順応すべく自身の良心に蓋をしていった。
しかし、だんだんと彼の心と意識は乖離を起こし始め、次第に彼の心は病んでゆく…。
確かに自己啓発系の本に謳われていることは
一見美しく正しい。
しかし、言葉もハサミも使いようである。
私が権力者ならば、搾取対象者が自ら奉仕心を起こし、徹底して貢ぐようマインドコントロールするだろう。
よって自己啓発の言葉をうまく利用し、
研修に盛り込み、忠実な傭兵を育て上げる。
組織に暗に徹底服従させるよう、
生かさず殺さず「君の成長のためだ」という
理由で無理難題を押し付けるだろう。
そこから勝ち上がった傭兵はランクアップさせ
次の傭兵を育てさせるだろう。
それにしても、
組織への忠誠マインドを植え付け
社会が生殺与奪の危機感を庶民に植え付ければ
簡単に人は左から右に靡くものだ。
そうだ、もっと努力しろ、そうだそうだ
まだ「成長」が足りたないぞ。
「ビジネスパーソンとして努力しなさい」
「ビジネスパーソンとして成長しなさい」
「社会のことについて君如きが考えたって無駄なんだから」
「まずは君が今の社会に適合できるように
自分を変えなさい」
「他人や周りや世界が変えられなくても、自分は変えられる!うんうん!」
鏡開き
山羊座の新月
もうこんな茶番は叩き潰す
俺は世界の方を変える
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?