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続々 殺し屋


この作品は続編です。まず「続 殺し屋」をお読みいただいた後にお読みください。
 
  
 運動がてら、昼間に一人で散歩に行くようになった。自称家の番犬ジャックはいないので、一人で歩く。
 だいたい同じ時刻に同じコース。歩いて見える様々な花や、樹木がとても面白く、興味深い。
 一応、帽子をかぶり、眼も白内障なのでサングラスをかけ、当然マスクもする。
 
 ある日、小学校に行っている孫の母親が、
「近頃、不審者情報が多くなっているんですよ。今日も第一公園の前をうろうろしていたって書いてありました」
「昨日は、友達の家の前で、ずっと中を見ていたって聞きました」
と言いながら、スマホを見せながら、その不審者情報があったという場所を示した地図を見せてくれる。
「なんと、すごい情報網である。というか、それが、すぐスマホで見れる時代となっているんだ」
 感心して、その不審者情報があったという場所をよくみてみると、なんと自分が散歩をしている場所と一緒ではないか。
『身長:170センチ台、体格:中肉、年齢:50台、服装:帽子・サングラス・マスク』
「おいおい、いつの間に不審者になったわけ?!」

とうとう、殺し屋が捕まるのも時間の問題か。

【好評殺し屋 まもなく完結】


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