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日々徒然日記 NO.4

さて、前回から私の遺産相続の経験を書いていくことにしましたが、登場人物を整理していきます。

母方祖母(故人)・・・今回の被相続人。

相続人(3人)
私母・・・祖母の長女。
叔母・・・祖母の次女。
私姉・・・母の長女。結婚により祖母の子として養子縁組している、
     戸籍上は私の叔母。

母方祖父・・・故人。
私父・・・父。父方祖父母は鬼籍。
私・・・母の次女。
弟・・・母の長男。
義兄・・・私姉の夫。姉と結婚して祖母の夫婦養子になっている。

叔父・・・叔母の夫。
従兄弟長男・・・叔母の長男。
従兄弟次男・・・叔母の次男。
従兄弟三男・・・叔母の三男。

こんなところでしょうか。
以下は祖母が亡くなるまでの簡単な状況整理です。

痴呆が目立ちだしたのは約10年前から。それより前から兆候はあったものの生活に影響が出る程ではなかったため、私家族が入れ替わり立ち替わり祖母宅を訪問して様子を見ていた。
姉はこの時既に結婚しており、祖母と生前の祖父たっての願いにより家名と仏壇、墓を継ぐため夫と共に夫婦養子になっていた。(現代にそぐわないのは分かっていますが、田舎はまだまだこれが当たり前にあります。)つまり、姉夫婦は祖母家の祭祀承継者。
痴呆が進んで生活が危なくなってきたので要支援認定の申請。その後しばらくはデイサービスや定期的な通院で何とか通常生活維持。しかし更に痴呆がすすみ、もはや素人による介護が難しい段階になったので要介護認定を申請して色々な病院、ホーム、施設を転々として最後は養老で過ごす。
遺言を用意したのは介護認定を受ける直前だった。
まだ介護認定されていなくても、この頃には物忘れ、徘徊、他者に対する暴力、暴言、被害妄想が酷くてお金もすぐに無くしてしまう状況だった。
この状況のため、祖母の願いで姉夫婦を成年後見として財産管理を任せることにした。
後見内容としては生活の補助、財産管理、死後事務等殆ど全て。
遺言の内容は、これからの全てにおいてお世話になる代わりに遺産はすべて姉夫婦のものとするというものでした。この遺言は公正証書遺言で作成されました。
実際には姉夫婦は仕事の都合で遠方に在住しており、色々な施設への送り迎え、施設入居手続き、必要物資の買い物、徘徊する祖母の捜索等、すべて私一家が手掛けていました。

ここまでが大まかなところです。
叔母一家の動きは以下の通り。

従兄弟3人は年に1.2回程度の祖母宅訪問。三男に至っては数年に1回程度。叔母は祖母宅に訪問してはいたものの、痴呆がまったく分からずどうだったかを聞いても「普通に生活できている。支援認定は金の無駄」との意見をいうばかり。
公正証書遺言を用意したことを聞いて祖母から内容を聞き出して上書きする内容の自筆証書遺言を用意させた。(以前から自筆証書遺言は何度か書いていたようだが、叔母はその内容を都度確認していた。)

ちなみに、この自筆証書遺言の存在を私一家と姉夫婦は一切把握しておらず、この自筆証書遺言が大問題になりました。

続く。

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