美容師やってて思う事🤔
今回は、美容師に向けての自分なりの考え方や思う事を一部書いてみました。
◼︎目線を逸らし下向きで声をぼそぼそ出して挨拶する美容師をよく見ます。
そのスタイルでこの客商売
コアなネガティブ路線に踏み込むのは結構だけど
この美容師素敵!って思えるヒトは少ない。
◼︎技術上手くなった気でいてアピールしない方がいい。
アピール上手になったところで結局
伴う値がなければ、釣れる数は多いが失う数もその分ある。
技術上手くなろうと努力してればいいと思う。
まっとうに技術磨いてれば、自らアピールせずとも評価はさせるものです。
◼︎何かで注目されてバズったとしても浮かれない方がいいし先代やライバルの否定や侮辱しない方がいい。
時代が移り変われば、自然と淘汰され
バズって浮かれた美容師ほど、淘汰されれば
話ネタになり小馬鹿にされている。
◼︎スタイル写真素材を過度に加工してアピールしても、その技術が伴わなければお客様は、髪と時間とお金を失ない、与えるのは不快感。
目先の利益や結果の維持のために
どっかの美容師が作ったスタイル素材を使い回し、あたかも自分との作品だとアピール美容師やサロン。
恥た方がいい。
◼︎カット、パーマ、カラーなどのメニューをこなす事が美容師の本質ではないと思う。
髪を通じて容姿は美しくなれるという事に気づかせてあげる事が美容師の本質だと思う。
◼︎美容師、師を求めるなら身近なお客様がいいと思う。
お客様が何故それを求めたのか。
何故ロングなのか。何故ショートにしたいのか。表情や髪の状態。言葉の強弱。姿勢の崩れ方や整い。やしぐさ。日常生活に何があるんだろう。
など。
相手の言葉にない部分は察するしかないけど
気づけば気づくほどそれが学びになると思う。
◼︎お客様の求める何かに意識して観察して心では深く考えるけど
出す言葉はなるべく控えめにあたりは柔らかい方がいい。
こうだ!と決めつけすぎると相手は身構える。
お客様を喜ばせたいって考えれば、自然に話し方も接し方もキツくはならない。
◼︎カットはセオリー、パターンばかりで切ると思いのほか荒さやカタさが目立つもの。
このお客様のこのセクションはこうだからこう切ろう。とか今このラインを作るとああなるからこう取ろう。という発想を常にしていると
稀に自己流の新しい技法が閃く時がある。
その時、頭でハサミの動作を考える前に
無意識に手が勝手にそう動いているもの。
◼︎雑誌やメディアなどで日本一の美容師と称されることは素晴らしいけど、それより美容師がお客様を担当した時、私の日本一の美容師だと感じてもらえる事が大事だと思う。
◼︎技術上手くなるって
何に上手くなりたいかっていろいろ出るけど
結局のところ、自分を選んでくれている目の前のお客様に上手いって思ってくれるように考えれば
それでいいんじゃないかって思う。
◼︎仕事の達成感って
人数こなす事も素晴らしい達成感にはなるけど
ひとりのお客様を心から感動させる達成感の方が重みがあると思う。
感動してもらえる時って
パターン化した技術やシステムでこなすよりも
お客様を絶対良くしてあげたいって心がないと気持ちは相手に伝染しないと思う。
◼︎やりきれなかった。こうすべきだったって気持ちを残したまま、それをお客様に伝えずに終わらせる事より
その旨を正直伝えて、チャンスを与えてもらえるなら、お客様の与えられた条件内でとことん満足いく仕上がりに向けて技術を尽くした方がいい。
例えば時に終電を逃す場合であったり
莫大な材料費がかかったとしても
チャンスをくれたお客様にそれを喜んで支払う価値はあると思う。
⚠︎悪質なクレーマーじゃない事を見極めた上で。
◼︎美容師なら目先の材料経費は大事かもしれないけど
時には一日ごはんを買うお金がないくらい自分の生活を犠牲にしてでも材料経費に資金を注ぎこみ、勉強に熱中したりすると
材料の有難さや、技術の大事さに気付かされる。
その積み重なりが将来、不自由なく材料を買えて勉強できる環境に繋がる。
◼︎働く環境をキレイにできない美容師が
それより細かく繊細な技術を丁寧にこなせる道理はないと思う。
◼︎誰かが働く環境を掃除してくれているのを見た時、見て見ぬふり。当たり前と思う美容師をよく見るが
そこに有り難み、感謝ができない美容師はやはりその美容師の身の回りは雑な場合がほとんど。
上司下っ端関係なく、先ず環境を掃除にしてくれている誰かに対して感謝して、どのように掃除してくれているかを学んで自ら行うべきだと思う。
◼︎誰かに言われて技術を練習するものでもなく
残業手当もらえるから練習するものでもない。
ノルマを与えて無理矢理練習させるものでもない。
気持ちの入らないかたちだけの見せかけ練習ならやめた方がいい。
誰かが練習してるから自分だけ練習しないで帰るは、そこに別に重きを置く事があるから。
なら帰ればいい。
何となくでは絶対技術は上手くならないと断言できる。
上手くなりたいと思えば
疲れてたり、遊びに行きたいとかいろいろあるけど、そんな事より気が済むまで自発的に練習はするもの。
◼︎下心でお客様を見ない。
それで足元すくわれてる美容師をよく見る。
お客様は美容師の下心に気づけないほど無神経ではないし
下心あるまま技術のゾーンに入れるような気がしない。
◼︎道具のさわり方に物音立てたり力んで持ったりバラバラに散らかってるようでは、それより繊細な髪や皮膚を丁寧に触れる事は難しい。
髪は丁寧に触るけど、その他は雑でok
って考えは不自然。
まだまだ書き足りないけど
また別の機会にしたいと思います。
最後に
元々肌の弱い自分が美容師の仕事で薬品荒れが酷くていろいろ大変な事もあるけど
それでも一生やっていきたいし、ずっと美容を楽しみたいって思えます。
多分もっと辛い状況に追い込まれても辞めたいとは想像できない。
それくらい人生に価値ある職業だと思ってます。
最近巷で、美容師の痴漢行為、セクハラや犯罪、不祥事、技術トラブル、課題広告による詐欺被などがニュースやSNSでよく取り上げられ
美容師に対する価値が残念な事になっております。
自分の仕事を誇りに思い
夢中になればそんな変な事にはならないはずです。
世間の美容師に対する見方が良くなくなってきているなら
ぼくを含め、変えられる美容師から変えてかなきゃいけない。
ですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました🙇
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