三宅健くんの退所を穏やかに受け入れられた4つの理由
こんにちは!みみです。
今回は、三宅健くん退所に寄せての記事になります。
書こうと思ったきっかけ
2023年2月20日、三宅健くんのジャニーズ事務所退所が発表されました。
その知らせを受けて私の頭に浮かんだ言葉は「またこの日がやってきた」でした。
これはV6の解散と、森田剛くんの退所という経験があるためです。
あぁ、またこの日が来てしまったのかと、心に穴がぽっかりあいたような気持ちになりました。
しかし、自分が思ったよりも早く、心穏やかに、この退所を受け入れられていることに気付きました。
そこで今回は、なぜこんなにも穏やかに受け入れることができたのかを考えてみました。
もちろん、退所についての受け止め方は人それぞれで、大きなショックを受けている方もいらっしゃると思います。
この記事は、あくまで一個人の考えになりますが、もし不快に思われることがありましたら申し訳ありません。
なお、最初に述べておくと、私は今後も健くんのことが大好きですし、どこにいても応援しますし、なにより幸せでいてほしい人です。
この記事、実は退所発表の翌日に書き始めたのですが、色々想いをつめこんで気付いたらもう4月、退所まで1ヶ月を切ってしまいました。寂しい。
では、早速内容に入っていきましょう!
ちなみにこの先約7000字あります!
お時間あるときにどうぞ!
三宅健くんの退所を穏やかに受け入れられた理由
「アイドル」を全うしてくれたから
健くんのツイッターやインスタグラムのプロフィールを見ると、そこには「アイドル」の文字。
健くんほどアイドルという職業に誇りを持っている人はいないのではないかと感じます。
健くんといえば、その見た目の若さが有名ですが、それも彼の努力の賜物。
アイドルとして相応しい振る舞いをいつも意識していたように思います。
ファンが喜ぶ髪型、服装、ダンスなどすべてを知り尽くしており、それに応えたりあえて応えなかったりしてファンを翻弄する健くんです。
他のメンバーに対しても「絶対前髪伸ばしたほうがいいよ!!」と助言していたりするので、V6ファンは健くんに頭が上がりません。
健くんはコンサートDVDの編集にも参加しており、ファンはどこが見たいのかを彼が考え抜いた結果、まさにかゆいところに手が届くカメラワークとなっていました。
アイドルであるV6が一番輝く瞬間はどこか、ファンが見たいV6はどんな姿か、健くんは本当に良く知っているのです。
V6の「アイドル」という側面を磨き上げていたのは健くんだと思います。
特に有名なエピソードは、俳優としても活躍する岡田さんとのやりとり。
岡田さんにはいわゆる反抗期がありました。
詳しくは調べていただければと思いますが、そんな岡田くんに健くんは「アイドルとして誇りを持ってくれ」という言葉を贈っています。
岡田くんはこれを聞いて、メンバーに言わせる言葉ではなかったと反省したと語り、後年にはお兄ちゃんたち大好き人間へと成長していきます。
V6はわりとアイドルらしくないグループといいますか、職人の集まりみたいなところがありました。
その個性を上手くまとめ上げ、「アイドル」V6を維持するうえで、健くんの力はかなり大きかったのではないかと思います。
そんな健くんのアイドル論がよくわかる楽曲があります。
それが『“悲しいほどにア・イ・ド・ル”~ガラスの靴~』です。
虚像とリアルの狭間で生きていくと歌うアイドル。
アイドルが歌うにはかなり挑戦的な歌詞でありながら、等身大にも感じる楽曲です。
健くんはアウトデラックスに出演した際に「テレビに出てる人なんてみんな虚像なんだから!」と発言し話題になっていました。
健くんは、アイドルは虚像であると言いながら、その愛は決して嘘ではないと思わせてくれる、そんなアイドルでした。
(なお、こちらの楽曲のパフォーマンスはアマプラで見られます!
エピソード5『V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!』の1:10:10らへんです!!!)
十分すぎるほどファンを愛し支えてくれたから
健くんは前述の通り、ファンの気持ちを驚くほど良くわかっています。
(健くんの中にはV6最古参ファンの人格があり、配信クリスマスパーティーやツイッターに何回も登場しています)
そのため、とにかくファンに寄り添ってくれるアイドルでした。
特に顕著だったのはV6の解散発表以降です。
健くんは『三宅健のラヂオ』(以下健ラヂ)というラジオ番組を持っています。
そこでは度々ファンに向けて愛のある言葉を贈ってくれました。
ここでは大きく2つご紹介します。
1つ目は、2021年3月15日24時の放送回。
V6の解散発表が3月12日だったので、健ラヂとしては解散発表後初のラジオ放送でした。
普段は事前収録で放送されていますが、この日は3月15日に収録したものが放送されました。
その理由は、健くんが解散発表後のファンの声を聞いた上で話したかったから。
なにせ解散発表後の放送ですから、健くんはいったい何を話すんだろうかと不安な人もたくさんいました。
それをわかった上で、その気持ちも受けとめて、自分の言葉を伝えたいと健くんは思ってくれたわけです。
この時点でも、彼の誠実さが伝わります。
放送の中で健くんは、新幹線の中で皆からのメールを読んで、一人で号泣したと話してくれました。
それを踏まえて彼は、ファンの人たちにも自分の感情に素直になって欲しいと語ります。
受け入れなきゃいけないと思う人、受け入れられない人、悲しくて涙が止まらない人、色々いると思うけど、悲しいときは悲しいと思えばいいし、涙が出るなら涙を流して、みんなには我慢しないでほしい。
そうやって健くんは言ってくれました。
私は解散について、受け入れなきゃいけないと思っていた人でした。
でも、この健くんの言葉でやっと
「あぁ、私はV6がなくなっちゃうのが悲しいんだ」と素直に思えました。
健くんが悲しい気持ちを肯定してくれたことで、自分の中で押し込んでいた悲しい、寂しいという気持ちを肯定できました。
同じようにこの言葉に救われたファンの方は多いんじゃないかなと思います。
このしっかり悲しむという段階があったからこそ、そのあと解散までの残りの期間は楽しむぞ!!!と前向きな気持ちになることができました。
もちろん悲しい気持ちが全くなくなることなんてなかったですが、腹をくくるといいますか、V6の覚悟についていくぞ!みたいな感覚になったことを覚えています。
余談ですが、V6のメンバーは解散について「1番綺麗な形で箱にしまう」と表現していました。
それについて言及しているのも、この回の健ラヂです。
全文はこちらにありますので是非読んでください。
2つ目は、2021年11月1日24時の放送回。
言わずもがな、解散直後の放送回です。
なんとこの回は健ラヂ初の生放送。
1秒前まで「V6」でしたが、今は「個人の三宅健」です、と話す何とも貴重な放送でした。
V6ファンとしては、解散ライブを見て号泣、ライブ後にV‐Landという仮想空間で新曲が披露されてまた号泣という涙涙の一日。
私は正直、寂しいし泣き疲れて燃え尽き症候群みたいなかんじでした。
V6もなくなっちゃったし、メンバーの皆は今後どうなるんだろ…と、未来に対してはわりと不安な気持ちが大きかったです。
そんな不安を取っ払ってくれたのがこのラヂオでした。
まず開始早々、健くん個人のインスタグラムアカウントの開設を宣言。
そのまま流れるようにインスタライブ開始!ファンは怒涛の展開にアワアワバタバタ!!
インスタ開設については、解散後のメディア露出がどうなるか全くわからなかったので、活動を知ることができる場所ができて一安心でした。
インスタライブは本当に急で、耳で健くんの言葉を聞きながら、手では急いでインスタフォロー、ライブ視聴!!忙しい!!!
でもこの忙しなさが、解散後の感傷に浸りがちな私にはありがたかったです。
インスタライブについては、健くんご本人の姿が見られて「元気そうだな、良かった」という感情でした。
(たった何時間か前にコンサートの配信で見てたのに)
怒涛の展開はさらに続きます。
インスタライブ中、急に健くん以外の声が!
なんと、井ノ原さんと長野くんの2人がラジオ放送に駆けつけてくれたのでした。
ファンは混乱です。
解散したらそう簡単にメンバーが集まることはないだろうと思い込んでいたからです。
「解散後30分以内に元メンバーの半分が同じ生放送に出演……?!?」
みたいな感情がかなり多くのファンの中に生まれたことと思います。
しかし、健くんの最初の構想ではV6メンバー皆で出演というものだったので、なんというか、ファンの不安を取り除く天才すぎてすごいなと思います。
(この構想は森田さんが退所後で出られないなど様々な理由でボツに)
しかもこの放送の中で、直前の解散ライブで超感動的だったメンバー挨拶について「一言がなげぇよ!」とか本人たちでいじりたおすというコミカルさ。
これにはさすがに笑いました。ネタにするには鮮度が良すぎる。
あとは井ノ原さんが「剛と抱き合って帰ってきたよ。大好きだよ、おまえ!って言って」と発言したことにも驚きでした。
退所した人の話、普通にできるんだ…!!
(ジャニーズって本当に特殊ですよね…)
このへんのことも解散前はわからなかったので、普通に話していることに安堵しました。
寂しさ、悲しさ、不安が渦巻いていた解散直後。
そんなときにこの健ラヂがあったおかげで、解散後も共演できるんだとか、彼らの関係性は変わらないんだとか、そういう前提が生まれたことには本当に救われました。
健くんはここまで全てわかって、この日にこの放送をしてくれたんだと思うと、本当に健くんに支えられていたなと実感します。
放送の全文はこちらから。
このように、健くんは本当にいつもファンの気持ちを汲み取って、ファンを支えてくれました。
もちろんこれ以外にも、健くんに救われたことは書ききれないくらいたくさんあります。
そのたびに私は健くんの愛を感じます。
ここまで真摯にファンと向き合って、愛し支えてくれるアイドルはなかなかいないと思います。
それをサラッとやってのける健くん、本当に尊敬です。
健くんが充電期間に入る事実に安心したから
いつでもファンを想ってくれた健くん。
健くんは、「三宅健」のファンだけでなく、「V6」のファンも意識した企画を解散後もたくさん行っています。
例えば、解散後に2回開催された健くん主催の配信クリスマスパーティー。
ここではV6の楽曲のイントロクイズを行ったり、健くんがV6の楽曲を歌ったり、はたまたトニセンの3人に電話をかけて関係性を見せてくれたりしました。
健くんはV6解散後もV6を愛し続け、そしてファンにも解散してしまったV6の愛し方を教えてくれました。
健くんは「V6」のファンが抱える行き場のない想いを受け入れようとしてくれていたのだと思います。
しかし、そんな健くんだからこそ「あまりにもファン想いすぎて、健くんは自分のために時間を使えているのだろうか」とか、「ファンに寄り添いすぎて心を痛めていないだろうか…」とか、勝手に心配になっている私がいました。
そんな中、発表された退所の文書には、以下の言葉がありました。
これを見たとき、すごく正直に申し上げますと、「健くんはやっと自分のために時間を使えるんだ」とすごくほっとしている自分がいました。
もちろん、今までいやいやファンの要望に応えてきたとかそんなことは一切ないと思いますし、アイドルとして本当に真摯に時間を割いてくれたと思います。
でも、それがあまりにも誠実すぎて、ある意味自己犠牲を感じてしまうときがありました。
だから、私は健くんが充電期間を設けることにすごく安心しました。
この安心感は、健くんがまた会えることを約束してくれているからこそでもあり、健くんは本当に天才的なアイドルです。
今までたくさんファンに優しくしてくれた健くん、たくさんファンを愛してくれた健くん。
今度はその優しさを、愛を、健くん自身に向けられるときがきたんだと感じています。
健くんは本当に素敵な人です。
でも、充電期間を経た健くんは、きっともっともっと素敵な人になって帰ってくるだろうと私は確信できました。
人に優しい健くんですが、今後は自分を労って、健くんらしく楽しく過ごしてほしいというのがいちファンの今の想いです。
V6メンバーとの絆は変わらないものだと信じられたから
退所発表の翌日、V6の年上3人組、20th Century(以下トニセン)はこんなツイートをしました。
「三宅の健ちゃんへ」って、いつまでもカミセンのお兄ちゃんなトニセン。
「ところで剛!」なんて、サラッと剛くんにも呼びかけるお兄ちゃんたち。
「#グッドラック」は、V6時代のトニセン最後の楽曲「グッドラックベイビー」を思い出させます。
そして最後には最近定番となっているトニセン扇の写真。ニコニコのトニセン。
もう、敵わないなぁ。
このひとつのツイートに、なんてたくさんの愛がつまっているのでしょうか。
しんみりさせるだけで終わらせない、笑顔で送り出すところはV6のときから変わってないなぁと思いました。
するとその後、健くんがこのツイートにいいねをしました。
これは当時、健くん初にして唯一のいいねでした。
お互いに「絶対フォローしないからな!」と言っていたトニセンと健くん。
それは「俺たち、フォローっていう目に見える形だけの関係じゃないぜ?」という意図だったようですが、そんな彼らのこの一連のやり取りには本当にウルッとしました。
(この話の詳細は以下の記事をどうぞ)
その後、V6そしてComing Century(カミセン)として一緒に活動していた岡田さんからもコメントが発表されました。
「友が新しくやることは何でも応援します」
岡田さんはそう語りました。
この一連の流れを見ていた私。
V6としてはいつも「仲良くないよ〜」なんて言っていた彼らですが、彼らの間にあるのはたしかに愛でした。
(ちなみに森田剛さんは退所について何も反応しておりませんが、V6ファンとしてはむしろ反応するほうがびっくりなので通常運転です。剛健は宇宙。)
V6最後のライブツアーの際、メンバー6人の手が結ばれた写真とともに、彼らはこんな言葉を残しています。
この先もっと各々が離れ離れになるときがくるかもしれない。
でも、V6として過ごした日々は消えないし、その関係性もなくなるわけじゃない。
永遠なんてないかもしれないけど、それでも彼らの絆は永遠だって、そう信じられる。
だってこの人たち、天国でMUSIC FOR THE PEOPLE歌うんだもんね??!
「形は変わっても、彼らは何も変わらない」って、「なんだ、何も心配することなんてないや」って、私はそう思えました。
解散してもなお、出会って良かったと、この人たちを好きになれて良かったと思うグループ、それがV6です。
私はV6を、彼らを好きになれたことを誇りに思います。
この先彼らがどんな形になっても、私はずっと大好きです。
そう思わせてくれる彼らが大好きです。
つまり、ほかのV6メンバーのコメントも、健くんの退所を穏やかに受け入れる大きな要因となったのでした。
終わりに
ここまで、なぜ私が三宅健くんの退所を穏やかに受け入れられたのかを考えてきました。
言葉はここまででもうたくさん書いてきたので、改めてまとめることもないのですが、書いていて「やっぱり私は健くんと、V6のことが好きだな」と再認識しました。
最後は、途中でも出てきましたトニセン『グッドラックベイビー』の大好きな歌詞を引用して終わりたいと思います。
退所は寂しいですが、この寂しささえも糧として、健くんにエールを送ります。
未来の健くんに幸あれ!ずっと大好き!!
では今回はこのへんで!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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