産褥期精神病の体験ブログ~産後うつとも違う深刻な精神病にかかりました(完治済)~
はじめに
自己紹介
はじめまして、りさと申します。
ご覧いただき、ありがとうございます。過去に自分が経験した病気のことをお話しする前に、簡単に自己紹介をさせていただきます。
2023年に出産をしました。初めての子どもだったので、楽しみな気持ちと、無事に出産までたどり着けるのか不安な気持ちが半々の妊娠期間を送りました。
でも、結婚当初からいつか子どもを持ちたいという希望が強く、後に不妊治療をしたり(後で詳しく書きます)で妊娠まで苦労したこともあって、もうすぐ子どもに会えるという喜びの気持ちのほうが大きかったです。
いま思うと、先の見えない不妊治療を続けていく中で、いつしか『妊娠・出産=ゴール』のような頭になっていたのかもしれません。もちろん、出産はゴールでもなんでもなく、むしろ子育てという長い道のりのスタート地点にすぎませんが、苦しい不妊治療の中で当時の私はだいぶ視野が狭くなっていました・・・。
普段は、平日5日間フルタイムで仕事をしており、なかなか休みが取れない中、不妊治療と仕事を両立させながら、なんとか出産を迎えることができました。
産後すぐに病気になり、とても辛い日々を過ごしましたが、治療の甲斐あって、子どもが1歳になる今現在、病気は完治して元気に子どもと過ごすことができています。
記事を書こうと思った理由
一番の理由は、経験者として、同じ病で苦しんでいる人たちの力に少しでもなりたいと思ったからです。
当時、そのあまりに急激な体調の変化にとても戸惑いました。間違いなく生きている中で一番辛い数ヶ月でした。産後すぐに発症してから、次々に自分の身体に起こる不可解な症状・・・ネットで調べると、「産後うつ」という病気がヒットしました。しかし、産後うつの症状と似ているところはあるものの、どこか違う気がする・・・。
そして、行き着いたのが、「産褥期精神病」。まさに自分の症状と全く同じだと思いました。
2024年現在、治療の甲斐もあり、すっかり病気は良くなりましたが、病の間はこんな未来が来ることなど全く思ってもいませんでした。一生治らないと思い込んでいましたし、こんなに苦しいなら消えてしまいたいと毎日思っていました。
ネットで産褥期精神病の方の経験談を見ると、耳を疑いたくなるような怖いワードが沢山出てきます。母子分離…?閉鎖病棟への入院…??頭の中は混乱と不安でいっぱいでした。
幸せな妊娠・出産のはずが、産後すぐにこのような地獄の日々を送ることになるとは、想像もしていませんでした。そして、治療を受ければこの病気が治ることも、想像できませんでした。
私は、他の方がブログなどで書かれているような、入院や母子分離などの措置をとることなく、病院に通院して投薬治療をすることで、病気を完治することができました。数は多くはないにせよ、誰しも発症してしまう可能性のあることを考えると、予備知識として知っていただいておくのもいいかもしれません。
そしてこの記事が何より、今、この時点で苦しんでいる方の希望となることを願っています。
ここまで頑張ってたどり着いてくださり、見つけてくださり、ありがとうございます。今、とても苦しい状況だとは思いますが、私の経験も参考に、どうか希望を捨てずにあと少し踏ん張ってみてください。
きっとその先には、愛する可愛い我が子と暮らす幸せな日々が待っています。
※今回有料記事とさせていただいたのは、自分のプライバシーに関わる情報やセンシティブな情報を含むと判断したからです。どうかご了承ください。
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