メインストーリー27　フローダスト地方(第5章「青い花」）2　アグリネス村の記憶

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ラーミリア空域で、所属コードのない輝竜艇の目撃情報があったという。
ラーミリアは険しい山々が連なり、ガスが噴煙する指定危険空域であり、そのような場所を飛行する謎の輝竜艇に、サーシャたちは怪しいものを感じる。
一行はラーミリア空域へ調査に向かったが……。

サーシャ
「悪い予感は的中したな。」

サーシャ
「迫っているあの輝竜艇の機影・・間違いなく、ガルダの艦だ！」

ルミナス
「やっぱり・・・でも、なぜこの空域に。」

ルミナス
「この空域に何かがあるなんて聞いたこと無いけど。」

フェアリス
「そー言えば。。。」

ルミナス
「どうしたのフェアリス？」

フェアリス
「この空域を越えて、ゴールドランデット渓谷を越えた空域には確か《アグリネス村》があったような。」

ルミナス
「アグリネス村って、アリシアとローラを保護した村の事？」

フェアリス
「そうそう。アリシアとローラ呼んでくるよ！」

ルミナス
「アグリネス村・・・二人は思い出したくない過去かもしれない・・・」

フェアリス
「読んできたよ～♪」

アリシア
「こんにちは。」

アリシア
「はい。記憶が曖昧な部分はありますが、私たちのアグリネス村はこの近くだと思います。」

ローラ
「そうだねっ！何となくこの辺りの風景には見覚えがあるよっ！」

アリシア
「アグリネス村・・・懐かしいなぁ。。」

二人は昔の記憶をゆっくりと掘り起こすように、当時のアグリネス村の事を話し出した

アリシア
「私とローラは幼少期から仲良しで、一緒によく遊んでいました。」

ローラ
「ほんと仲良かったよね♪今でも仲良しだけど、当時からいつも一緒だったよね♪」

ローラ
「そして、とても綺麗な村で、村のみんなもいい人ばかりだった。。。」

アリシア
「うんうん。小さな村だったけど、力を合わせて田畑を耕して、楽しく暮らしてたの・・・」

アリシア
「あの時、私たちがグランを手にするまでは」

アリシア
「当時、この石にこんな力があるって知らなかったけど、この石を手にした数日後に村人たちの態度が一変したの。」

アリシア
「長い間監禁された。なぜ‥なぜ‥ってみんなに問いただしても誰も何も教えてくれなかった。」

ローラ
「長く辛かったね。。。ルミナスさんたちに助けられるその日まで、本当に辛かった。苦しかった。」

アリシア
「そうだね。監禁されていた事より、あんなに優しかったみんなが、、、あのみんなが変わってしまった事が悲しくて・・・凄く悲しくて・・・」

アリシアは下を向き涙を流し、その肩をローラが優しく抱きかかえている

ルミナス
「アリシア、ローラ、話してくれてありがとう。辛かったね、もう大丈夫だよ。」

ルミナス
「アリシアを連れて少し休んで」

ローラはアリシアの肩を抱えたまま、ゆっくりとデッキを後にした

フェアリス
「辛い過去を思い出させちゃったね。。。」

ルミナス
「救助した時、二人とも憔悴しきってて、一人では立っていられない状態だった。」

ルミナス
「あの後、あのアグリネス村はどうなったんだろう。」

フェアリス
「ほんとだね。村人たちはまだあの村で生活してるのかな。口にはしてないけど、二人は気になってるだろうね。」

ルミナス
「・・・」

サーシャ
「ルミナス。この先はゴールドランデット渓谷なのか？」

ルミナス
「うん。昔はマルナリア鉱石が採れる事で採掘業が盛んだったけど、《闇の獣人》が現れて人々を襲うようになってからは誰も立ち寄らなくなった空域のはずだよ。」

サーシャ
「闇の獣人か。。。今はガルダ国の輝竜艇を追う事しか手掛かりが無いので、このまま向かうしかないな。」

サーシャ
「私たちに出来る事。先を見て前に進む、それが今出来る事だ‥」

サーシャ
「よしっ！第二戦闘態勢を維持しつつ、全速全身っ！！」

ストーリー中で話題に出てきた闇の獣人、シャドウ・ジャンガー。
ゲーム中ではアイテムを使用して召喚するレイドボスとしても登場しており、撃破時に一定確率でユニットを入手可能でした。

外見はガルダ国が生物兵器として利用している獣人たちの色違い。
ダイヤモンドよりも硬いと言われているマルナリア鉱石を主食とし、ゴールドランデット渓谷に棲みついていました。
今回のストーリーもガルダ国が密接に関わっているので、もしかしたら、他の獣人と同様に、ガルダ国が改造した兵器の可能性もありますね。

因みに、他の獣人たちは３種類存在し、それぞれが火、水、風の属性を備えています。シャドウ・ジャンガーは火属性であるので、一種類だけ重複していますね。
その獣人たちがこちら。

弩炎獣人『ライガ』。
闇の獣人『シャドウ・ジャンガー』とは属性が被っています。

豪氷獣人『フェンガル』。
オープニングで登場した獣人でもあり、その際はリリィがオーバードライブした聖竜バルディアスによって葬られてしまっていました。

羅嵐獣人『フースーガ』。
三体の獣人は、すべてユニット説明が同じで、台詞だけ、一文字違います。

他の獣人たちと比べて、シャドウ・ジャンガーは鳴き声も大分変わっていますね。

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