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物事の本質を深く考える

おはようございます。

いつもと変わらぬ日常がスタートした2023年。
私もようやく通常運転!と思った矢先
自宅の電気が停電した。

年末年始の郵送物が遅れに遅れて
電気会社の更新期間がわからなくなっていた。
電気会社も2年更新だったらしい……

便利な時代なのに、困り果てて電話したら
働き方改革で電話が通じる時間が限られていた…

電話をかけ続けてもなかなか繋がらない。
やっと繋がったと思ったら、
確認作業に時間を要すると言われた。
電気が止まって電話の充電がなくなることは死活問題。

充電がなくなると困るからと伝えると
インターネット手続きを薦められた。

Wi-Fiが繋がるファミレスで
充電させてもらいながらインターネット手続きをした。
確認メールがすぐに届いて安心したが
その日のうちに電気は復旧しなかった…

自宅に戻り暗闇で
寒さ対策にスキーウェアを着て
災害用のLEDライトを使って
狭いお風呂場を明るくして
ポケットラジオを聴きながら
久しぶりに手に取った本。

お気に入りのブックカバー

私は世界史が苦手だった。
理由はカタカナを覚えるのが苦手だったから…
言葉に出せば覚えられるのに
カタカナの羅列には興味がわかない。

日本史は父が行く先々の歴史の話を聞かせてくれるので
昔話を聞いているようで好きだった。
漢字はそれぞれに意味があるから覚えやすい。

大人になって旅行に行くたびに
その土地の歴史を知ろうとするから
世界を旅できるようになって
世界史も好きになった。

ヘミングウェイはヨーロッパに行く時に
父から読むと良いと薦められて何冊も読んだ。

旅先で美術館を訪れるたびに
その土地で生まれ育った先人のその時感じたことが
なんとなく伝わるような気がしていた。

1人で訪れたパリでは
日本語の音声ガイドがありがたかった。
伝えたいことがわかりやすくまとめられている。
歴史の教科書のようだと思う。
学生時代に苦手だった世界史が
今では大好きに変わった。
食わず嫌いと似ていると思う。

日本の近代史の研究をしている知人がいる。
『史学』という専門分野の中で
『幽霊』の研究をしている。
大変興味深い。

ゲゲゲの鬼太郎の世界は二次元の世界なのに
心霊現象はリアルに感じて恐怖を覚える。
私は妖怪は本当にいると信じているので
知人の研究にも非常に興味がある。

物事は事実は一つでも
受け取る相手によって意味が変わることが多い。

芸能の世界はまさにそれで…
歌舞伎を観劇すると
演目によって同じ歴史であっても
登場人物を誰にするかによって
ストーリーが大きく変わる。

歴史の教科書で悪者とされていた人物も
家庭に帰れば父親だったり、良き夫だったりする。
逆に悲劇のヒロインとされる人物が
本当は性根の腐った悪者だったというケースもある。

本当の悪者とは誰なのか…
それはその時代、
本人と直接対面した
受け取り手である人物が感じること。
歴史を遡れば遡るほど
怪奇現象は神の力とされている。

恐竜が絶滅したのは大気圏の異常。
そもそも地球に生命が誕生したところまで遡ると
始まりはきっと微生物。

微生物から誕生して
未知の微生物であるウイルス🦠に脅かされて早3年。

パンデミックを経験して日本が
収束にこんなに時間を要しているのは
島国であるからだと私は感じている。

島国の特権を利用して
鎖国をしていた時代と同じことをした。
鎖国を解いたら、
更に進化したウイルスに襲撃され、また鎖国。

かつての日本は鎖国の先に戦争があった。
小さな戦争は日本中の県境で行われていたけれど
それはようやく治った頃、世界に目を向けて
国境争い。世界大戦。

二度の世界大戦を経験し被爆国となった。
被爆国である日本は戦争はしないと宣言しているが
世界の国境争いはなかなか終結しない。

被爆国として日本が伝えられることは数多あると思う。
世界大戦にはならずとも、世界から戦争は消えない。
平和な日本でその事を知らずに育った人も多い。
だから、歴史の授業でその事を学ぶ。
でも、それはどこか他人事。
でも、今現在も数年後には近代史として語られる。

一万円札の福沢諭吉の『学問のすゝめ』を読み返すと
学問とは何かを問いただされる。

文字を知るだけでは本当の意味での学習ではない。
その道具を使いこなさなければ意味をなさない。

年齢はただの記号だと言われるけれど
ただ文字を知っているということは
ただ記号を知っていることだという事と
私は解釈している。

ただの記号に終わらせないために
人は学習するのだと私は思う。
せっかく便利なものがあるのに
知らないのは勿体無いと思うけど
物理的に無理な人が世界中にはたくさんいる。

戦後の日本と同じように
飢えに苦しみ
学習したくともできない
そんな環境の子どもたちが世界にはたくさんいる。
子どもは立派な労働力だから
女性はたくさんの子どもを産むことを求められる。

一夫多妻制の国だって未だ存在する。
女遊びは芸の肥やしだと言われる
日本の芸能の世界とは状況が違う。
労働力が必要なのである。

人口が増えすぎて
一人っ子政策を打ち出した国は
現在少子高齢化に苦しんでいる。

今の日本はどうだろうか…
女性の社会進出により少子高齢化。
女性が働きやすい環境をと保育園をとにかく作り
保育士不足が深刻となり
ただただマンパワーとして若い保育士に家賃補助を打ち出し、予算が足りなくなったら打ち切り。
保育園は定員割れで潰れてしまう園も増えている。
その先に幼児教育無償化、
2人目から保育料半額など……
新しい政策を次々に打ち出しているが
どれもこれも中途半端な印象である。

コロナで鎖国を行い、
日本円のパワーはかなり弱くなった。

だからいよいよ国内のマンパワーをと
不妊治療も保険の対象にしたり…
やっと働き方改革を行ったり…

でも、染みついた古くからの思想感は
なかなか変わらない。
今は変革期。コロナ改革中。

今の日本は後に世界からどのように語られるか
スペイン風邪の収束が早かった
ドイツに学ぶべきだと私は思う。

ヨーロッパは現に日常を取り戻しているが
戦争により物価高騰。

歴史は繰り返される。
でも既に教科書があるのだから
そこから学ぶと良いと思うが…
それも捉え方は人それぞれ…

私はそう思うが、
めんどくさい…他人事…そのように無関心な人も多い。
だからなかなか終わりが見えない。

パンデミックを経験して3年。
そろそろ物事の本質とは何か
他人事でなく自分事として一人一人が
考える時期なのではないかと思う。

『1票の重み』1 vote weight は少なく感じるが

『塵も積もれば山となる』
If dust piles up, it becomes a mountain

同じことを伝えた言葉も
受け取り手の気持ちは大きく変わる。

言葉の意味を知ることは
物事の本質を知ろうとすることに
少し似ている気がする。

便利すぎる世の中で
突然便利な情報ツールを強制的に奪われた私が感じた
『足るを知る』know enough

情報が多すぎるから
『間引きする』thin out
デジタルデトックスという人も多いが、
たくさん間引きしたつもりだったが
まだ足りなかったことが身に沁みた。

更なる間引きのために
江戸時代くらいまで遡って
歴史の教科書を読み返そうと思う。

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