ボラティリティ急上昇(2023/03/14記)

先週末SQ通過した。SQ前に長らくのレンジをブレークして勢いよく日経平均が上昇した。SQ前後の日経平均の動きには確かに特徴がある。それがどのような構造でそうなっているのかはわからない。SQ直前に安値圏にあった日経平均が急上昇するパターンは最近よく見かける。場合によっては思いもかけない高値でSQが着地することもある。今回は29000円まであるかと思ったが28300円台で着地した。SQを境に流れが大きく変わることもよくあるパターンだ。今回もこれまでと同じパターンだった。しかも米銀行の破綻というきな臭い材料もこれに加わった。昨年から日経平均は26000円〜28000円のレンジで日にちは少ないが範囲を広げれば25000円〜29000円。直前に日経平均が勢いよく上昇したといっても30000円到達するとはとても思えなかったので大きな動きがあるとすれば26000円方向ではないかと思っていた。すでに先物では27000円を割り込んだ。順当にいけば26000円を試す動きになると想定される。26000円を割れば軽いパニックになるだろう。米銀行破綻はリーマンショックを連想させる。リーマンショックのようにはならないだろうとか影響は限定的というのはいつでも言われる。リーマンショックのときもそうだった。だから、今回どうなるかはわからず、決して油断はできない。ニッケイラジオを聞いていても26000円まで下落する可能性があるという人はいない。証券会社だからか。

日経VIも21台、一時22台、昨日18台だったので急上昇したことになる。久々の20超え。SQ前と景色は一変した。私個人のボラティリティの指標も前日の6.59→7.33と上昇、この時期の半年間の平均値を上回ってトップとなった。

以前に書いた23250円のファープットのIVだが現在28だ。面白い。あの頃の日経平均と比べればレンジ下限を割り込んだくらいの値位置でボラティリティは格段に上昇している。しかしファープットのIVは下がっている。あの頃の方が割高だったということ。それはすでに述べたように日経平均が急上昇したときにファープットの価格の下方硬直性によりなかなか下がらないことからくる。それを今日、再確認した。

さて、この後どうなるか。上でも下でも大きく動くことで私の収益は高まる。

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