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昭和のフランス料理を家で作ってみよう

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大阪万博以降 雪崩れのように日本に入ってきたヨーロッパの食文化 若い料理人は見てみたい 食べてみたい わくわくしながら 鴨 仔羊 ワイン チーズ …未知の味を想像したものです 特…
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生き物を始めて殺した日

若かった頃 フランス料理人を目指して修行に励んでいた時のことです  その頃は 広島で修行中の日々を送っていました オーナーは 若い料理人を集め本格的なレストラン作りに力を入れていました。 少しでもヨーロッパ料理近づけようと切磋琢磨する若い料理人を応援してくれ 自由な環境で料理を作らせてくれました。 当時はまだ ヨーロッパ料理は未知の料理で 今では周知の事実ですが パスタという言葉はなくスパゲッティナポリタン フォアグラはペーストの缶詰のみ ボジョレー・ヌーヴォーに至っては言葉

そもそも 何を作ろう

40年余り料理の世界にいました 広島からスタート 大阪で店を持ち 伊勢のホテルで定年退職 今は引退 古稀も過ぎ 家で料理をする毎日 たまには昔懐かし料理 ニューベルキュイジーヌ 家で作れるかな~?    そもそも なぜ料理の世界に入ったのかというと 石鍋裕さん 鎌田昭雄さん 勝又登さんなど 有名な日本人シェフたちが 若かりし頃 フランス料理の武者修行から持ち帰ったのが「ヌーベルキュイジーヌ」 重くて複雑な古典フランス料理から 素材を活かしたシンプルで軽いフランス料理 この「ヌ

フランス料理を家庭で 本格再現してみました? 

40年余り前 日本でも一世風靡したヌーベルキュイジーヌ(新フランス料理)誰しもが レストランで舌平目の白ワインソース 子羊のロースト 鴨のオレンジソース フォアグラのテリーヌなど 未知の味とレストランの雰囲気 憧れのフランス料理を食べた記憶があると思います 今はソースを控え 素材を生かしたフランス料理に進化していますが ソースタップリの懐かしいフランス料理 再現してみようか? いまや 日本に入らない食材はないと言われるほど何でも入ってきます 今 家庭のキッチンで 更に 家の道