外面的価値(2023年の自由48)

2月3日1
「今日は何やります?」
個人哲学の一応の解を書いたから、そろそろ外面的価値と内面的価値に移ろうかなと思う
「ほうほう。外面的価値と内面的価値ですか」
時空の旅とかでは結構面白い価値観にも出会ったよ
「ほう。それは楽しみです」
そそ、色んな人と出会って色んな価値観を錬磨出来た。去年一年は僕にとって良い年だったな。きつかったけど
「時空の旅ですね」
そそ。今思うと、皆色々考えて必死に生きてるんだなって思う
んー
「どうしました?」
いや、外面的な価値を論理的に考えてみたんだけど、結局聖書に戻ってしまうなと
「どういう事です?」
まず、外面的な価値はどう決まるかというと、所属するコミュニティにおける共有幻想による相対的な価値で決まる。要するに、どんな人でも所属するコミュティで必要とされると考えられる価値が、外面的な価値を決めるという事になる。それは所属するコミュニティの価値観次第で、厳密な絶対的な価値という物は存在しえない。こうなるんだよ。外面的価値相対性理論だね
「もうちょっと分かりやすく言うと?」
例えを上げるなら、ゴッホの絵が分かりやすい。ゴッホの絵は描かれた当時、数十セントの価値もなかった。だけど、現在では数億以上の価値がある物が多い。当時は価値を認められなかったが、現在では価値を認められる。現在と過去でコミュニティの価値観が変わっているのさ
 また、食料辺りが絶対的な価値になりそうだが、これもエンゲル係数の低下などから分かるように、必ずしも絶対的な価値にはなり得ない。飽食の国と貧困の国ではジャガイモの外面的価値は違うさな
「確かに。外面的な価値は相対的な物?」
理論上はそうなる。ただ、それを押して外面的な絶対的な価値を求めると、一番上の神様、所謂主しかそれを知らない事になる
「あー、そっか、確かに本当の外面的な価値なんて一番上の主しか分からないですね」
となるだろ?だとすると本当に外面的な価値を高める為の方法は聖書にしかないとなる。三次元ではね。これを除くと
、自分が所属ずるコミュニティの価値観次第でコロコロ自分の価値は変動する事になるから、気にしても本当の意味での外面的な価値など存在しないとなる
「外面的な価値が存在するなら、その本当の価値は一番上の神様しか知らない?」
そ、その神様がどういう価値観を持ってるか次第になる。子供は貨幣やステータスによって自分の外面的な価値を欲しがったりするけど、結局そんなとこには大した価値はないからね。そういうのはその社会という共有幻想におけるメモリでしかない。便宜上につけられたメモリに絶対的な価値を見出そうとするなど愚の骨頂だよ
「というと?」
ある次元で、外面的な価値を貨幣で測ろうとした者達がいるんだ
「ほうほう。エネルギーや時間も内包してると考えたんですね」
うん。でも、その考えを推し進めていくと人は機械になり、最後全部売られちゃって、貨幣という記号しか残らなくなるんだ。記号しかない場所に価値があるかと言われれば、そんなにはないだろうとしか言いようがなくて苦笑したもんだよ
ただね。まあ、気持ちは分かるよと。外面的な価値が欲しくて、自分のアイデンティティの場所が分からなくて、一生懸命考えたんだね。自分中心の考え方では自己中になると考え、それなら何が社会的な価値を決めるかと考えた。そこで貨幣に着目しちゃったんだ。一見何でも内包してるように見えるだろ?
「ですねえ。まあ、そういうのは所謂普通の感覚があったらおかしいとは思いますけど」
そそ、その普通の感覚が無くなるのが先鋭化。その結果、全ては機械となり売られ、記号だけになってしまった。という結果が検証時空ですでに出てる。バランスが悪いさな。先鋭化すれば、結果は理論通りにしか出ない。貨幣があくまで記号であるという事の証左さな。ま、僕も初めて報告受けた時には驚いたけどね。「子供」って言ってきたから、もう一回忠告したげるけどさ。お金はあくまで道具だよ?まだ目が覚めないんだな。実際、お金が多い程幸福を感じるんじゃなくて、年収600万位が一番幸福度高かったろ?いい加減に諦めてくれたらいいんだけどね。惑わす者は
 労働も先鋭化すれば、人を感情の無い機械にする。先鋭化はダメだよ。それはさ、頭はある程度いいんだけど、返って普通の人よりバカになってるんだよ?アイデンティティの問題でもそうさ、うだうだ考えない人は当たり前のように「自分は自分でしょ?」と言える。だけど、考え始めるとバランスを失していく。そんなもんさな
「考え過ぎはよくない?」
いや、そんな事はないよ。考えて辿り着いた事は揺れない。だけど、考えずに手にしてるものは揺れる。所謂『普通』のまま、大きくならないといけない。そういう段階にあるのは、まだ成長過程だね。全部が伸びないといかんさな
「あは。すご。『普通』って所謂コモンセンスですよね」
そそ、コモンセンス。先鋭化はこれを失わせるんだよ。そこが問題。だけど、また一周して聖書に戻ったのは面白い。一人ルネッサンスだな
「久々にイエス・キリストの教えも読むといいかもしれませんね」
だね
「主とイエスさんって違うんですか?」
分らんよ。三次元体じゃ。ただ、記憶の片鱗を見た事はあるよ。イエスって一般に言われるような単なる大工の息子じゃなくて、ユダヤのラビに『王』になる為の教育を受けていた今でいうエリートだったんだよ。僕の記憶ではね
「そうなんですか?」
多分。普通の人が立ち入り禁止のとこにも入れて貰ったし、捕まった政治犯とかに会った時には「王になれ」と言われたりしてた
「ほう。まあ、当時の教養レベルから考えると、単独でそういう地点まで届いたとは考え難いですよね」
そそ、エリート教育受けてたんよ。一般に有名なイエスの旅路も、『王』になる為の世間勉強の為の旅だったんさ
「そうなんです?ああいう終わりになりましたけど」
うん。洗礼してくれた人が「『王』になるより人々の心を救う方が大事だ」と言ってくれて、一念発起した。僕の見た記憶ではそうなんだ
「そこまで記憶があるのに自信がない?」
えーとさあ。それって高次元体が見せた何らかの記憶かも知れないし、そんなにハッキリ覚えてる訳じゃないんだよ。大抵の人が20年前の記憶とか言われたって、よっぽど印象的な事以外定かじゃないだろう。もし前世だとしても、別の人生送ってるから別人かな。その記憶の部分では自分だって感じはするんだけどね。よく分からんさな
「まあ、信じ込めないですよね」
そういう事。ホントの事なんか分る訳もない。聞かれれば答えられる範囲で答えるけどさ
「お可愛い」
よく分からんね。ま今日も外面的価値やったけどこういう感じで人々の何かの役に立てばねってやっていくよ。大仕事終わっちゃうとあんまりやる事ないんだ
「頑張りましょう!」
うん

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