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休日(体重)日記/二〇二四年九月二十四日と二十五日

最近、よく旅行に行く。
体が動くうちに色々行きたい。
連休だったので検索を重ねて行き先を決める。
このまえ千歳に行ったので、近隣の水族館巡りはひと段落付いている。
なので、条件はこのあたり。

・初めて、または相当ひさしぶりに行く場所
・交通費おさえめ
・1万円代中盤くらいの宿代
・食事が好みであること
・食事以外の楽しみもあること

候補にあがったのは、「ながぬま温泉」「ニセコノーザンリゾート・アンヌプリ」「芦別温泉スターライトホテル&芦別温泉おふろcafé星遊館」の三か所。

どれも北海道旅行が好きならピンとくる宿ではないだろうか。
芦別は、滞在可能時間が長くて各種無料サービスが充実している。
これらを抑えて「ながぬま温泉」が選ばれたのは以下の理由である。

・四種のジンギスカン食べ比べ食べ放題プラン
・道内屈指の湯量を誇る源泉かけ流し温泉
・ひさびさにキャンプ(風なこと)ができる

8時台のJRに乗り込んで苗穂から北広島へ。そこからバスで長沼町へ向かう。
ながぬま温泉前のバス停もあるが、初めての場所に行くので、その少し手前の長沼町役場前で降りて歩くことにする。

飲食店は多いが、時間が早いので空いているところは少ない。
もう少し待てば活気が出てきそうな雰囲気はある。
てくてく歩いて行くと、大規模な土木工事の跡を思わせる地形があちこちにある。

途中、「あいチュらんど」という、おじさんが一人で立ち寄るにはためらう名前のお店がある。
ためらいつつソフトクリームを購入。350円で結構なサイズ。さっぱり系、おいしい。

ながぬま温泉に到着する。建物の周りは芝生のある公園が広がっている。
まだ11時くらいなのでチェックインまでかなり時間がある。
キャンプ場に行こうと思えば行けるくらいの距離だったが、芝生はきれいに整えられていて、貯水池と合わせて雰囲気もいい。
レジャーシートを敷いてたっぷり読書タイム。
寒さを見越してステンレスボトルにホットワインを詰めてきたが、むしろ暑かった。
開放感のあるところで本を読むのは気持ちがいい。
ここまでで長沼を選んで正解だったと確信する。

時間になってチェックイン。フロントで丁寧な説明を受けて部屋に入る。
お茶菓子をつまんでから温泉に入る。

一口に温泉と言ってもピンキリではある。
こちらの温泉は道内屈指の湧出量を誇る源泉かけ流し。
大浴場は42.5度。結構熱い。
なにか違う感じはするけど、温泉に入っている感じを言語化するのは難しい。
強いて言えば、塩味、お湯の感じ、床や壁の感じが他と違う気がする。
日帰りもやっているので、それらしきお客さんもチラホラいる。
それでも、スペースには余裕があって遠慮なく足を伸ばして入れる。

二食付きのプランなので、隣接施設のレストラン「ひつじの旅」でジンギスカンの食べ放題。
新しい建物のようで店内がきれい。
簡単な説明のあとにスタートセットが出てくる。
焼肉の食べ放題では定番だが、明らかに量が多い。
「長沼(ロース・マトン)、かねひろ(ロース・マトン)、ひつじの旅オリジナル(ロース)」の三種。加えて「羊飼いが考えた味付きラム」と焼き野菜。

同じジンギスカンでも、それぞれのタレの違いが楽しめる。
北海道民なのでジンギスカン自体は珍しくないが、いつも食べているような3束800円くらいの安いものではなく、それぞれ柔らかく厚みのあるおいしい肉だ。
うまいうまい、うまいうまいと食べ続ける。
制限時間90分のところ、50分ひたすら焼いて食べるを繰り返す。
たぶん、数年後には加齢で食べられなくなるタイプの食事だ。
いま食べておいてよかった。

宿に戻って動画を見たり引き続き本を読んだりする。
日帰り客の受付時間が過ぎてから、また温泉に入る。
見事、貸し切り状態。こんな贅沢なことはあるまい。

「サッポロ エビス 燻」で晩酌して寝る。

館内、総じて年期は感じるものの、どちらかと言うと居心地の良さを感じる。

貼ってある自治体PRポスターがおもしろい。
どぶろく特区について「隣り町なら密造酒。」。
「北海道は大豆の生産量一位。長沼町はその北海道で一位。つまりは、日本一。」など。
農業に対しての自信と誇り、句点の使い方に強い意志を感じる。
朝はビュッフェ形式。
そういうポスターを見ているので、余分に美味しく感じられる。
特にゆでとうもろこしがおいしかった。

チェックアウト後は、喫茶店のインカルシ、無人野菜販売、赤字丼いわきに立ち寄って、札幌に帰る。

食事と温泉は旅の定番だが、どちらも他とはちょっと違って良い塩梅だった。
結果、満足な休日を過ごすことができた。

■今日の体重:103.9㎏(24日朝時点。最近で一番軽い)


吉川鉄之助氏の像
早朝の平和通り
あいチュらんど
飛行機がよく飛んでいる
貯水池
野外ステージもある
部屋の中はこんな感じ
奥にラムとあわせて4種ある
ここぞとばかりにベジファーストの朝食
夕焼けがきれいと評判のカフェ
想像力で夕焼けを見る
これが赤字丼だ

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