『義弟との距離』 各話の振り返り



第1話『嫌われてる』
 ○○の父と、美月の母が再婚。○○と美月は、義理の姉弟となった。しかし、○○は父の再婚を認めず、美月達を家族として受け入れていなかった。○○が再婚を認めない理由は、彼の過去にあった。



第2話『○○の過去』
 ○○の父は、○○が二人を受け入れない理由を語った。その理由は、○○の実母に有った。○○はずっと、母にベッタリだった。そんなある日、父が会社をリストラされてしまう。それがきっかけで、良好だった夫婦関係に亀裂が入り、やがて母親は○○に当たるようになり、二人は離婚。それ以来、○○は大の女嫌いになったのだった。



第3話『三人だけ』
 ○○の父は、二日間の出張に行き、○○達三人だけで過ごすことになった。しかし、○
○はそれを嫌がった。「そんなに一緒に居るのが嫌なら、バイトすれば?」と、啓太に言われ、バイトをする事にした。選んだバイトは、高村悠斗が経営するファミレスの厨房だった。因みに、啓太も同じファミレスで、ホールスタッフとして働き始めた。バイトの初日、ファミレスで、賄い飯を作って貰った二人。○○はそれを食べ、久しぶりに人の温かみを感じた気がして、涙するのだった。



第4話『忍び寄る三つの影』
 いつも通り、美月に素っ気ない態度を取る○○。そんな二人が家を出る姿を見かけた謎の男は、美月と○○の関係に疑問を持つ。やがてその謎の男は、○○の事を見張るようになる。そんな謎の男に声を掛け、○○の根も葉もない話を吹き込む、これまた謎の女が現れる。その話を聞いた男は、○○を潰すと決意する。そんな男の正体は、美月のクラスメイトの宮島だ。そして、謎の女もまた、○○を潰そうとしていた。女の正体は島山で、○
○の隣のクラスの生徒だ。そんな中、○○達が住む町に足を踏み入れた、一人の女性が居た。その女性は、どうやら、○○の事を知っているようだ。○○の所に、三つの影が忍び寄っていた。



第5話『暴力』
 ○○が啓太と共に登校すると、皆が○○の事を見ていた。その事に疑問を持つ啓太。皆が○○を見ていた理由は、高校の裏掲示板に投稿された、○○に関する根も葉もない噂話だった。啓太を含むクラスメイトは、○○を助けようと動き出す。そんな中、この投稿を見た宮島が、○○のクラスにやって来た。○
○は宮島を相手にせず帰ろうとするが、宮島はそれを阻止。○○に殴りかかった。それに対し、○○もやり返す。そして、宮島は○○に言った。「母親の遺伝か?」と。その言葉を聞いた○○は、我を忘れ、宮島を、何度も何度も殴りつける。それを止めたのは啓太だった。それから、先生の到着でその場は収まり、○○は帰宅した。しかし、その事が原因で、父と大喧嘩。父は思わず、○○にビンタしてしまった。そして○○は、家を飛び出したのだった。



第6話『親子』
 ○○は家を飛び出し、街をふらふらっと歩きながら、そっと呟いた。「もう誰も、信じない」と。それから約一週間が経ったが、○○が帰って来ることは無かった。○○の事を心配する美月達であったが、○○の所在は掴めず、探しようがなかった。一方その頃、○○は、街をふらふら歩いていた時、チンピラに絡まれ、一方的にやられてしまう。其処に通りかかった女性が○○を運び、手当てをした。○○が目を覚ましたら、其処には美月の親友、久保史緒里が居た。やがて其処に、○
○の父がやってきて、○○と話をする。その話の結果、二人は無事仲直り。久しぶりに二人で、親子の時間を過ごしたのだった。



 どうも。作者の'06ライダーです。『義弟との距離』は、いよいよ、終盤に差し掛かってきました。話数は残り3、4話ぐらいを予定しています。果たして、美月達は家族として受け入れられるのか。そして、○○に想いを寄せる美月の、恋の行方は。是非!最後までお楽しみ下さい!以上、'06ライダーでした。





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