姉と同級生は恋敵 特別編
これは、最終回から二年後のお話。
○○:・・・(心:真佑ちゃん、可愛い。)
真佑:・・・(心:○○君、カッコいい。)
奈於:真佑、凄い可愛い。
巧:○○も似合ってるな。
響:なんだかんだで、彼奴等が最後なんだな。俺達の中で結婚したの。
史緒里:まだ、美月が残ってるけどね。
美月:はぁ。○○カッコいい。
史緒里:取ったら駄目だよ。
美月:取りません。
大学卒業から二年。この二年間。色々な事があった。史緒里さんが結婚したり、響が結婚したり。真佑ちゃんと姉ちゃんがバチバチだったり。そして俺は、昔から好きだったバンダイに入社、今は企画部で働いている。因みに、真佑ちゃんとは大学二年生になったと同時に同棲を始め、今もラブラブだ。
部長:○○。あの企画書、どうなってる?
○○:あ、はい。此です。
部長:おっ!相変わらず仕事が速いな。
○○:いえ。
部長:今日は定時で上がって良いぞ。
○○:あ、はい。
○○:ただいま~。
真佑:おかえり。
○○:ただいま。
真佑:ふふっ。今日もお疲れ様。お風呂にするよね?
○○:うん。
真佑:ふふっ。もう沸いてるよ。
○○:じゃあ、パッと入ってくる。
真佑:うん。ご飯、作って待っとくね。
○○:うん!
入浴中
○○:真佑ちゃんがあんなに料理上手になるとは、思いもしなかったなぁ。奈於ちゃんのお陰かな。
同棲を始めてから、真佑ちゃんは料理を勉強するようになった。料理上手の奈於ちゃんに色々教えてもらったそうだ。
○○:さっぱりした~。
真佑:おかえり。ちょうど出来たよ。
○○:おっ!今日は肉じゃがかぁ。懐かしいな。前に四人で作ったよね。家庭科の調理実習で。
真佑:うん!あれからもう、七年だよ。
○○:早いよねぇ。大学卒業してから二年だけど、この間のように思うもん。
真佑:うん。色々あったよね。この二年間でも。
○○:史緒里さんが結婚したり、響が結婚したり。響が結婚したの、まだ実感湧かないもん。
真佑:そうだね・・・
○○:・・・食べよっか。
真佑:うん。
二人:ごちそうさまでした。
○○:片付けやっとくから、お風呂入ってきなよ。
真佑:うん。ありがとう。
○○:あ、後さ。
ギュッ(動:後ろから抱きしめる。)
真佑:わっ!
○○:お風呂から上がったら、ね?(ボソッ
真佑://///う、うん・・・
○○:ふふっ。いってらっしゃい。
真佑:いってきます/////
真佑:上がったよ。
○○:おかえり。じゃあ、ね?
真佑://///うん・・・
翌朝
真佑:ん~~。
○○:おはよう。
真佑:んっ。おはよう・・・😖
○○:ふふっ。
真佑:・・・何?
○○:ううん。昨日は気持ち良かった?
真佑:っ!?/////もう!
○○:ごめんごめん。でもさ。昨日の真佑ちゃん・・・可愛かったよ。(ボソッ
真佑:ふぇ/////・・・(心:可愛い・・・)えへへ/////
○○:ご飯、食べよっか。
真佑:うん。
真佑:来週?
○○:うん。金曜日。どうかな?
真佑:良いけど。でも、どうしたの急に?
○○:ほら、来週は真佑ちゃんの誕生日じゃん?
真佑:うん。
○○:だから、お祝いしたいと思ってさ。
真佑:○○君・・・ありがとう!凄く嬉しいよ。
○○:良かった。
真佑:ふふっ。
日曜日
○○:たっ君!教えてよ!
巧:分かったから。落ち着けよ。な?
○○:ごめん。
奈於:はい。お茶。
○○:ありがとう。
巧:成る程。ついにプロポーズか。
○○:うん。でも、言葉が思い浮かばなくて。
奈於:そんなに考えすぎ無くても良いんじゃない?
○○:え?
巧:そうそう。自分の思った通りの事を言えばいいんだよ。
○○:思った通り・・・分かった!ありがとう。此処に来て良かったよ。
奈於:いえいえ。ちゃんと、真佑を幸せにしてあげてね?
巧:そうだぞ。泣かしたら許さないからな?
○○:うん!必ず幸せにするよ。お義兄さん。
巧:・・・なんか気持ち悪い。
○○:酷い。
奈於:ふふっ。
巧:頑張れよ。義弟。
○○:はい!
奈於:良かったら、お昼ご飯食べていきなよ。
○○:良いの?
巧:勿論さ。
○○:じゃあ、お言葉に甘えて。
木曜日
○○:うん。今日はちょっと遅くなる。大丈夫。八時ぐらいには帰るから。
真佑(電話):分かった。気をつけてね。
○○:うん。じゃあ。
真佑(電):はーい。
📱ピッ
○○:ふぅ~。よし。
○○:お疲れ様でした。
同僚:お疲れ様でした。
店員:いらっしゃいませ。
○○:すいません。婚約指輪を買いたいんですが・・・
店員:ありがとうございました!
○○:よし。勝負は明後日。絶対成功させてみせる。
自宅
○○:ただいま~。
真佑:おかえり。意外と早かったね。
○○:ああ、うん。思ったより、早く片付いたからさ。
真佑:ふぅん。そうなんだ。(心:?なんか隠してる?)○○君?
○○:?何?
真佑:何か、隠してること無い?
○○:え!?い、いや!べ、別に何も。
真佑:ふぅん。なら良いけど。
○○:あはは😅(心:ヤベッ。バレたら台無しだ。)
真佑:・・・(心:やっぱり・・・)
運命の金曜日
奈於:ふぅん。○○君が隠し事ねぇ。
真佑:うん・・・○○君が浮気するとは思えないんだけど、なんか気になっちゃって。
奈於:でも、今日は誕生日なんだし、何かサプライズでも用意してるんじゃない?
真佑:そっか!サプライズかぁ。えへへ/////嬉しいなぁ。
奈於:ふふっ。(心:○○君って、隠し事出来ないもんね。)きっと、人生で一番の誕生日になると思うよ。
真佑:え?どういうこと?
奈於:その時になれば分かるよ。ふふっ。
真佑:?
夜
○○:ハァ、ハァ、ハァ、ハァ。すっかり遅くなっちゃった。急がないと。
真佑:・・・はぁ。○○君遅いなぁ。仕事が長引きそうって、連絡貰ってから三時間も経ってるのに。何か有ったのかな・・・あ!
○○:ハァ、ハァ、ハァ、ハァ。ごめん!遅くなっちゃった。えっと、怒ってる?
真佑:少しだけ。
○○:本当にごめん!連絡しようと思ったんだけど、早く行かないとって思ったら、忘れちゃって。本当にごめん!
真佑:もう良いよ。いつもお疲れ様。
○○:・・・ありがとう。
真佑:うん。
○○:じゃあ、行こっか。
真佑:うん!
俺達は手を繋ぎ、歩き出した。予約していたレストランに向かって。
○○:改めて、誕生日おめでとう。
真佑:ありがとう。
○○:これ、誕生日プレゼント。
真佑:わぁ!ありがとう!開けても良い?
○○:うん!
ガサッ
真佑:え?!これって、もしかして・・・
○○:うん。前に真佑ちゃんが欲しいって言ってた、アニメグッズ。
真佑:ありがとう!○○君!
○○:喜んでもらえて良かったよ。
真佑:ふふっ。嬉しいなぁ。一生大事にするね?
○○:うん!じゃあ、食べよっか。
真佑:うん!
二人:いただきます。
パクッ
二人:美味しい!
食後
ガラン
店員:ありがとうございました!
真佑:美味しかったね?
○○:うん・・・そうだね。
真佑:?どうしたの?具合でも悪い?
○○:・・・真佑ちゃん。
真佑:?なーに?
○○:帰る前に、ちょっと付き合ってよ。
真佑:?うん・・・良いけど。
パシッ
○○:こっち!
ダッ🏃
真佑:え?あ、ちょっと!
やって来たのは、街中に有るイルミネーションだった。
真佑:わぁ!綺麗!
真佑:綺麗だね!
○○:・・・
真佑:○○君?
○○:大事な話があるんだ。聞いてくれる?
真佑:どうしたの?改まって・・・
俺は膝を突いて、ポケットからケースを取り出し、蓋を開けて真佑ちゃんに見せた。
真佑:え?・・・(心:嘘!?これって、もしかして・・・)
○○:田村真佑さん!
真佑:は、はい!
○○:貴方に出会えて良かった。こんなにも好きになった人は、貴方が初めてです。
真佑:○○君・・・
○○:そしてこれからも、貴方の事を守りたい。貴方に側に居て欲しい!だから・・・俺と・・・結婚して下さい!
真佑:○○君・・・グスン😢/////はい!末永く、宜しくお願いします🥰
○○:・・・ヨッシャーーッ!
真佑:ふふっ/////
○○:あ、それじゃあ、指輪・・・填めても良い?
真佑:うん!
💍スウッ
真佑:・・・えへへ/////
○○:ふふっ。(心:可愛い🥰)
真佑:綺麗だね。イルミネーション。
○○:うん。でも・・・
真佑:?
○○:真佑ちゃんの方が綺麗だよ。
真佑:・・・ボンッ/////ふぁ、ふぇ?(心:綺麗・・・カァァァ/////)あぅ・・・(プシュー
○○:ふふっ。
自宅
○○:お風呂入ってくるね。
真佑:うん。
○○・入浴中
真佑:・・・(心:婚約指輪を眺めてる。)結婚・・・💭
神父:新郎○○・・・誓いますか?
○○:はい。誓います。
神父:新婦真佑・・・誓いますか?
真佑:はい。誓います/////
神父:それでは、誓いのキスを・・・
○○:真佑ちゃん。愛してるよ。
真佑:私も/////愛してます。
チュッ💏
○○:ふふっ。
真佑:えへへ/////
現実
真佑:・・・えへへ/////○○君と結婚・・・んふふふ🥰○○君のお嫁さん・・・バタバタ)キャーーー!えへへ/////
一週間後
○○:お義父さん、お義母さん。娘さんを必ず幸せにします!
真佑:○○君・・・
○○:必ず守ります!だから!娘さんを僕にください!
真佑父:顔を上げたまえ。
○○:はい・・・
真佑父:○○君。
○○:はい。
真佑父:真佑を宜しく頼む。
○○:じゃ、じゃあ・・・
真佑父:うむ。○○君、真佑。
二人:はい。
真佑父:必ず、幸せな夫婦になるんだぞ。
二人:はい!
真佑母:ふふっ。嬉しいわぁ。あ、早く見せてね?孫の顔。
二人:っ!?/////
真佑母:ふふっ。
真佑:もう!お母さん!
○○:アハハ😅
翌日
美月:ついに○○が、人夫に・・・
○○:人夫ってなんだよ・・・
美月:真佑ちゃん!
真佑:は、はい!
美月:・・・○○の事、お願いね?
真佑:美月さん・・・はい!
美月:ふふっ。何かあったら、直ぐ○○を頂くからね?
真佑:なっ!?○○君は渡しません!
美月:ふふっ。冗談よ。ま、何かあったら、なんでも言いなさい。二人は、私の家族なんだから。
真佑:はい!
○○:ああ。
美月:ふふっ。あ、そうだ。真佑ちゃん?
真佑:はい?
美月:私の事は、お義姉さんって呼んでね?
真佑:あ、はい!・・・お義姉さん!
○○:ふっ😏
響:やっと結婚か。遅いんだよ。
○○:うるせえな。色々有るんだよ。
響:そうかい。でも、おめでとう。
○○:ああ。ありがとな。
二人:ふっ😏
響の妻:おめでとうございます。
○○:ありがとうございます。
響の妻:結構気にしてたんですよ。この人。
○○:そうなんですか?
響の妻:はい。
響:そういうのは言わなくて良いから。
響の妻:ふふっ。じゃあ、お幸せに。
○○:はい。
真佑:それで、結婚する事になりました/////
史緒里:ふふっ。やっとかぁ。おめでとう。
真佑:ありがとうございます。
史緒里:何かあったら、ちゃんと周りを頼るんだよ?
真佑:はい。分かってます。
史緒里の夫:おめでとう。
真佑:ありがとうございます。
史緒里の夫:ふふっ。また若い夫婦が誕生するとは・・・めでたいな。
史緒里:ふふっ・・・幸せになってね。○○君と二人で。
真佑:はい!
墓地
二人:🙏🏻
○○:父さん、母さん。久しぶり。しばらく来れなくてごめん。今日は、報告が有ってきたんだ。覚えてる?恋人の田村真佑ちゃん。四年前、報告したよね。同棲している女の子の事。今度、その真佑ちゃんと結婚することになったんだ。
真佑:お久しぶりです。○○君と婚約中の田村真佑です。報告が遅くなってすみません。
○○:心配しなくても、俺も姉ちゃんも元気だよ。それに、今は最高に幸せなんだ。だから、空から見守っててよ。父さん、母さん。
真佑:・・・いつか、孫、連れてきますね。
○○:・・・じゃあ、また来るね。
真佑:失礼します。
○○:行こっか。
真佑:うん。
こうして、結婚することになった俺達。そして迎えた、俺と真佑ちゃんの結婚式。控え室はもう大騒ぎだった。姉ちゃんと真佑ちゃんのいがみ合いを宥める史緒里さんと奈於ちゃん。それを見て、笑ってる響とたっ君。そんなこんなで、始まりの時間になった。
○○:真佑ちゃん。
真佑:なに?
○○:ありがとう。俺を選んでくれて。
真佑:此方こそ、ありがとう。私を選んでくれて。
○○:絶対、幸せになろうね。
真佑:うん!
○○:・・・(心:真佑ちゃん、可愛い。)
真佑:・・・(心:○○君、カッコいい。)
奈於:真佑、凄い可愛い。
巧:○○も似合ってるな。
響:なんだかんだで、彼奴等が最後なんだな。俺達の中で結婚したの。
史緒里:まだ、美月が残ってるけどね。
美月:はぁ。○○カッコいい。
史緒里:取ったら駄目だよ。
美月:取りません。
神父:新郎○○。あなたは、ここにいる真佑を、病める時も健やかなる時も、富める時も貧しき時も、妻として愛し、敬い、慈しむ事を誓いますか?
○○:はい。誓います。
神父:新婦真佑。あなたは、ここにいる○○を、病める時も健やかなる時も、富める時も貧しき時も、夫として愛し、敬い、慈しむ事を誓いますか?
真佑:はい。誓います/////
神父:それでは、誓いのキスを・・・
○○:真佑ちゃん。愛してるよ。
真佑:私も/////愛してます。
チュッ💏
○○:ふふっ。
真佑:えへへ/////
👏パチパチ
結婚式は無事終わり、披露宴の時間になった。披露宴では、友人代表スピーチや、家族のスピーチ。出し物に、ケーキ入刀など。色んなことがあり、あっという間だった。そして、新婚初夜。
○○:帰ってきたね。
真佑:うん。
○○:真佑ちゃん。
真佑:なーに?
○○:改めて、これからも宜しくね。
真佑:うん!
二人:ふふっ。
○○:真佑ちゃん・・・
真佑:うん・・・
チュッ💕
真佑:ちゅっ💕んっ💕ぁんっ💕はっ💕んっ💕ぷはぁ。
○○:ベッド、行こ?
真佑:うん・・・
行為後
真佑:スゥ、スゥ、スゥ、スゥ。んっ。ん~~。
○○:ナデナデ🤚ふふっ。可愛い寝顔・・・この笑顔、守っていかないとな。
真佑:ん~~。私の・・・○○君・・・取らないで・・・ください。
○○:・・・姉ちゃんかな。ふふっ。おやすみ。
翌朝
真佑:んっ。ん~~。?○○君?
🚪ガチャ
○○:あ、おはよう。
真佑:おはよう・・・
○○:もうすぐでご飯出来るから。
真佑:うん!
○○:ふふっ。
🚪ガチャ
真佑:そっか・・・私、○○君と結婚したんだ・・・んふふ/////
一週間後
○○:ただいま~。
真佑:おかえりなさい!もうすぐでご飯出来るからね。
○○:はーい。いつもありがとう。
真佑:こちらこそ、いつもありがとう。
二人:ふふっ。
○○:ふぅ~。テレビ、テレビ・・・
ピッ📺️
○○:おっ!お笑いかぁ。アハハ🤣
真佑:ふふっ。
○○:他は何か有るかな?
ピッ📺️
○○:おっ!グルメ番組かぁ。うわあ!スッゲェ旨そう・・・
真佑:ふふっ。あ。(動:結婚指輪を眺めてる。)
○○:ははっ。ん?
真佑:・・・私、○○君のお嫁さんになったんだなぁ。えへへ/////
○○:・・・(心:くぅ~!俺の嫁さん、可愛すぎませんかね。結婚してからほぼ毎日ですよ。指輪を見る度に、あんな幸せそうな顔して・・・)
真佑:えへへ/////んふふ🥰
○○:はぁ~🤦♂️可愛すぎる💘
真佑:はい。出来たよ。
○○:ありがとう。ふふっ。
真佑:どうしたの?
○○:あ、ううん。毎日、幸せだな~と思ってさ。
真佑:ふふっ。うん!私も幸せ!えへへ/////
○○:ふふっ。食べよっか。
真佑:うん!
○○:それじゃあ、せーの・・・
二人:いただきます!
○○は、この可愛すぎる奥さんを必ず守ってみせると、改めて強く心に願うのだった。
姉と同級生は恋敵 完結
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