就職

ついに就職活動をする時がやってきた
私は現在、1社内定が決まっている
そして、2社落ちた


なぜ働くのか、とかよく人は疑問に思うが、それは対外の人は
「生きていくため」
「これがやりたいから」
という理由で大きく分かれると思う。

自分は「生きていくため」の方だと思う。
だが、もちろん会社はただお金を出してくれるところではない
会社も会社で稼ぎまくりたいのだ
だから会社がもっと稼ぐのに必要な人が欲しいと思う

だから会社では僕らに興味を持たせるために、福利厚生をアピールしたり、業務内容をアピールしたりする

だけど福利厚生がいいから、御社を選びました!とだけ面接でいったらもちろん落とされる

なぜならそいつはたいして働くことに興味が無い、金食い虫にしか見えないからだ

今日の私の面接はこうだ
「残業が無いところがいいです!」
と正直に言った

客観的に見て、なめてると思う
なぜか
会社のことを考えていないからだ
会社は会社で
「せっかくお金あげるんやからしっかり働きなさいよ!」
と思っていると思う

最初は笑顔だった面接官
後半になると限りなく真顔に近い笑顔になっていた
そしてこう聞いた
「では、〇〇さんは残業が無い会社の方が良いんですね?」

僕は不採用がもう決まっているな、と確信したが
「残業が無いということはしっかりと時間通りに終わらせており、効果的な業務を行っているという観点だからです」
と意味不明な日本語を続けた
情けない
本当に情けなさの塊のような僕を
面接官が哀れみの笑顔でうなづいていた
あの笑顔を僕は忘れない

そして面接官は優しく、こんな情けない自分に
アドバイスをしてくれた

アドバイスを聞いているときの僕はどんな顔だったのだろう

残業時間が少ないというのは自分次第だと思う
そして、残業時間が少ないという観点を僕はそこまで考えていなかった
なんとなく重視していたつもりでいた
そんな自分の理解不足が招いた事態
そんなことが多いんだ

自己理解が大事とかいうけど
自分なんてあるようでないだろと思う
俺たちはただの器で
自分が小さいころの環境や見てきたものがフィルターとなり
その後の経験がフィルターにかけられ自分として積もっていく
僕は今そう思う






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