女性が主体性をもって働くことの難しさ①
「いい子」のみんな
思えば幼少期から、親や先生の言うことを聞かないのは男子が多かった気がします。
掃除をサボり怒られる男子、それを言いつける女子という構図。
指摘されずとも率先して決まりを守り、従順で場を乱さない子。
私、こんな女子生徒だったわ、という人は多いのでは?
私は先生から怒られないことが難しい女子生徒でしたので(授業中漫画読んでいるような)みんななぜそんなに注意されずに過ごせるんだろう?という目で見ていました。
同級生の女子が大人びて見えていた。
社会に出て感じた焦りと違和感
最初に就職した会社は予算で動く組織で稼ぐことが目的ではありませんでした。
自分の親が事業を行っていたこともありどうしてもその感覚に馴染めず、働くことがこういう感じで良いのだろうか?もっと自分で会社に貢献してお金を稼いでいるという感覚が欲しいと思っていました。
今の職場でもスキルは身につくし食べてはいけるけど、何か根本的なものが欠けている気がする・・・
毎日そんなことを考え、安直にもっと忙しく生きるか死ぬかのようなヒリヒリした会社に転職を、などと考えました(若気の至り)
完全に年功序列で新しい仕事をもらえたと思えば上司の補佐ばかり。
本来は上司が自らこなさなくてはいけないが業績に直結しないような内容のもの、
つまりどうでもいい仕事が若い女性の仕事として与えられているのでした。
この職場で得られないものは安定と引き換えに「主体性」だと思い転職することに決めました。
主体性を持つことが許される職種
転職し営業職になりました。
安定した前職を辞めたことは今考えても正しかった。
今もこれからのことを考えると悩みは尽きませんが主体性をもって働きたいという望みは叶いました。
主体性を持って働くには責任が伴います。
行動と結果に責任を持てば強制的に主体性は持つことができるのでは?という最短ルートの発想で営業職をチョイスしました。
指示を待っていても結果なんて出ませんので自分でプランをたて、実行し、売上に繋げる。
営業職というよりこういった「自分で作っている感覚」が私にはとても合っています。
ただ、本来責任ってどの職種でもついてくるものだしどんな職種であれ主体性を持つことは必要だと思うのです。
私も主体性を発揮できるような環境が欲しかっただけで本当に営業職がやりたかったわけではありません。
現在うちの職場で女性の営業は私1人ですが、他の職種の女性たちを見ているとジレンマに陥っているように見えることがあります。