「就活は恋愛と一緒」なわけあるか!
YouTubeやTikTokを見ていると、「就活は恋愛と同じだ。入りたい企業に求愛しなさい。」みたいなことをよく聞く。
いや、よく考えたらそうじゃなくない?よく考えなくても全然そうじゃない。
就活生みんなが言ってるから、就活エージェントが言ってるからと言って、そうとは限らないものばかりだ。
この言葉だけじゃなく、他の言葉もそうだ。
みんなが言ってるから耳馴染みのいい言葉になっているだけで、それは意味も特に考えられてない音と化した言葉たち。思考停止のセリフなのだ。
言葉をいつも疑っているので、世の中にありふれた言葉にどんどん敏感になっていく。
そんなことを考えてると、周りにいる人間の口癖にすぐ気づくようになってしまった。
「〜というかたちになりますがよろしいでしょうか?」と言う店員さんを見ると嫌気がさす。
その方が丁寧に聞こえるとか言うマナーなのか?
「〜ということです。」のように端的に言ったほうが早いし伝わりやすいのに、なぜその丁寧な接客が効率より優先されないといけないのだろう。
バイトのレジだって、「お辞儀をしていらっしゃいませと言ってお客様を迎えてから、レジを打て」と言われるが、長蛇の列の時はどうだろう。
自分の番はまだかまだかとレジの方を覗く客のプレッシャーに私は耐えられない。
そんな危機を脱却するには一刻も早くこの列を無くさなければ!
そんな時に「(丁寧なお辞儀をした後に)いらっしゃいませ。」
腰を曲げてる暇があればどんどんバーコードをかざせばいいじゃないか!
なぜ時間を無駄にしてまで素晴らしい丁寧な接客をしないといけないんだ?
無駄な無駄が多すぎる。あと店員に求めるものが多すぎる。座ってレジ打ってもいいじゃん。私服でも良くね?
とか思ってやってる。
「そんな雑な私の心御入用でしょうか?またのご来店をお待ちしております。(丁寧なお辞儀)」
大学2年生の時に、zoomでグループディスカッションをし、最後に全体の前でグループの意見を発表すると言う授業があったのだが、そこでもまた言葉にまつわるびっくりしたことがあった。
「今から私たちのグループの発表をさせていただきます。」(ニコッ)
いやいや、「発表をします」で十分だろ?
させていただくってなんだ?なぜか余計に丁寧にしたがる人が多い気がする。
その意見だって中身が大事なのに、こんなにも丁寧な、私大人の階段登ってますみたいな口調なのに中身がすっからかんだったら、めちゃくちゃ恥ずかしいじゃないか!
そんなことばかり気にして結局中身がすっからかんかそうでないかも聞き逃してしまった。
中学校の時の部活のミーティングの時にあった、「〜するようにしたいです。」もそうだ。「〜したい」それは完全に「逃げ」じゃないか。
だから私は頑なに「〜します。」と言っていた。この小さな違いによる私の本気は伝わっていたでしょうか。
あえて、「まあしたいとは思ってるけど多分できないな」と思うことを「〜したい」と書いている。
「覚える業務が多いですが、メモをとって忘れないようにしたいです。」
言葉をおろそかにすると思考が停止して、人生も雑になってしまうのではないかと思う。考えすぎ?!
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