「今時の若者」にも野心がある
好きなことを仕事にするなんて「」
やりたいことをやって生きていくなんて「」
未だに就活をしているのだが、ほかの人に比べて遅れていても焦る気持ちがない。
逆に就活解禁時の3月、4月よりギラギラしてる意識高い就活生がいないし、個別説明会も多いから個別でじっくり話したい私にとっては、やりやすさもある。
しかし、説明会というものはなぜあんなにつまらないのだろう。
無知な大学生に収益がどうだとか、会社の取り組みを説明したって理解し難いし実感が湧かないのだ。
それなのに働いてから何をやりたいかなんて答えられるはずがない。
こうしていつまでも「現実を見ずに」就活のモヤモヤを書き続けていることにも問題があるのかもしれないけど、説明会に行って、エントリーシートを書いて、面接をするという就職活動に未だにピンときていない自分がいる。
昨日だって、社長が一対一で会社説明をしてくれたのだが、途中で強烈な眠気が襲ってきた。
内容なんて一つも頭に入らず「ここは、うんなのか、はい!なのか、うーんなのか、へえ~なのか。」自分の中の相槌のレパートリーをぐるぐる考えている。
そして、会社見学をした際には「うわ、こんな閉鎖的なところで8時間も働いている自分が想像できない。こんなところにいたら酸素が足りなくなって頭が痛くなりそうだ。それに夏場のエアコンも席次第ではガン当たりしそうだな。」
なんて、合格してもないのに、そこで働いている自分を想像してはマイナスなことばかり考えてしまって、帰り着いたころには自分は果たして社会に出られるのだろうか、どういう職場だったら働けるんだろうと自分に落胆する。
会社の人の発言にもモヤついてしまう。
「今度入ってくる新卒の子が面白いんですよ。オランダの大学に行っていてグーグルにも入れるレベルの優秀な子で。でも大手に入ったら何もできない。だからこそ大手を選ばないと言っていて自分の将来を見ているのが、今時珍しいなと思いましたよ。」
今時珍しいってなんだよ。そんなことも考えられない方が今時珍しいわ。
と思いながらも、学歴で期待されている人に嫉妬している自分に対しても腹が立つ。
ここでいいやじゃなくてここで働きたい。そう思えることを職にできたらいいなあ。
いいなあじゃなくて、「したい」を「できる」にして自分にしかできないことをやりたい。
こんなことを思うのも「今時の若者」の甘えなのだろうか。
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