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仮面を被った自分を見る素の自分

疲れた日も何にもしてない日も同じように自分の気持ちを言語化するのは難しいことだ。

でも、イチローはとにかく毎日やることが大切だと言っていたことを思い出す。そんなに頑張れないことが罪悪感となって、このままでは何者にもなれないのではないかと自分を追い込む。

自分の素を出せないと苦しいけど、素を出しすぎてもテンション上がりすぎて後から後悔してしまう。

素の自分と仮面を被った当たり障りのない自分の塩梅というか、ラインがよく分からない。疲れない程度の居心地でいられる自分でいたらいいのだけど、全てのシーンがそれでいいとは限らない。

一体何が正解で、何が間違いか分からなくなっていく。そんなに考えずに気楽にやるのが正解なのかもしれないけど、それができないのである。

だから大人数でコミュニケーションをとるのが苦手なのだ。一対一であれば、相手のテンション感を見ながら相手に合わせて会話できるけど、複数人いると、一人ずつの反応を見ることができないので自分の思考に没入していく。

とにかく人と一緒にいると疲れる。かと言って誰とも会わないのは寂しい。生きていくには、人と関わることは避けられない。

でも、人前に立つと自分の話で笑ってほしいから、ウケを狙いにいってしまう。なんだこのつかみどころのない性格は。まるで自分の中に別々の性格の私が何人かいるようだ。

陰の自分から唐突に出てくる陽にびっくりする。思いもよらない所でひょっこりと顔を出すから、ついていけずに止めることができない。

「おいおい、そんなに調子に乗るなよ」と止める陰と「いやいや、今は楽しいからこれでいいんだよ」と暴走する陽。

まだまだ自分のことを完全に理解することができないから、自己紹介で趣味や性格を言えと言われると、必要以上に悩んでしまう。

人から何を言われても自分で決めたことはねじ曲げない割に、どう思われているのか気にしてしまうところもある。全員が素で話してくれればこんなに悩むこともないのに。

楽しめる自分も、楽しめずにネガティブになる自分も自分であると思って大切にしていきたい。

それにしてもいつも心の中が騒がしい。

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