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ネパール語学習に向いていない人

日本人にとってネパール語は勉強しやすい言語です。初級程度であれば、カタカタ発音でもたいていは通じます。語順も日本語と一緒ですので、関係詞以外は日本語で意味を捉える事ができます。

だから、以下に記載したように、鼻声でなければネパール語学習に向いています。


鼻声の人

ネパール語には、鼻音の発音記号があります。まさに鼻にかけて発音する鼻声です。だから、ネパール人にとって「ハ」と「鼻声のハ」は違う音に聞こえます。

ちなみに、ネパール語の鼻音はそこまで多くありません。鼻音でない単語の方が多いです。だから、デフォルトが鼻音の人がネパール語を話すと、常に半音ズレていることになります

もちろんネパール人にも鼻音の人がいますが、ここではあくまでも外国人を前提にしています。

そもそも半音ズレている私たちのネパール語

ネパール語には短母音と長母音があります。短母音の「ア」と長母音の「ア」は違う音として認識されます。私はネパール在住9年ですが、正直なところ、私も未だにこの違いを、はっきりと感じ取れていません。

私も含めて、日本人(韓国人も同じ)がネパール語を発音する時、すべて長母音として発音される傾向にあります。これはネパール人から聞くと、少し間延びしているように聞こえていると思います。

日本語で言うなら「わたしはぁー、きのうぅー、こうえんにぃー」みたいな感じに。

鼻声の人は一音ズレるので、ちょっと通じにくい

このように、短母音・長母音の関係で、私たちが話すネパール語はそもそも半音ズレているのですが、鼻声の方はさらに半音ズレてしまいます。

これを感じたのは、私が風邪を引いた時です。風邪を引くと誰しも鼻声になりますよね。そんな時、ネパール語が全く通じないのです。

確かに、以前も同じ内容を話して通じていたはずなのに、通じなくなってしまうのです。長母音の半音と鼻声の半音で一音くらいズレているからだと思いました。

また、一流大学を卒業された日本人の方でネパール語を勉強されていた方がいたのですが、その人は鼻声でした。やはり苦労されていました。

きっと、鼻声の方は、鼻声の発音記号のない言語を選んだ方が、効率的に学習できると思います。

日本語訛りで日本人と認識された方が良いことも

ネパール人から見ると、日本語の発音は長母音が多いのだと思います。だから、長母音の発音をしてしまうのは、日本人にとって仕方がない事です。

でも、日本語訛りのネパール語であってもたいていは通じます。それに、親日国のネパールでは、日本人として認識された方が扱いが良くなる事もたくさんありますから、日本語訛りで良いと私は思っています。

というわけで、あなたが鼻声でなければ、ネパール語学習に向いていますので、チャレンジしてみてください!!




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