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世界幸福度ランキングで上位を占める北欧諸国と日本の差

こんにちは!JOYKU運営事務局です。

国連のSDSN(持続可能な開発ソリューションネットワーク)が3月20日に、2020年版の「世界幸福度報告書」を発行し世界幸福度ランキングを発表しました。
首位は3年連続でフィンランド。日本は156カ国中62位と真ん中よりもやや上という精彩を欠いた結果でした。

・ランキング上位

1位 フィンランド
2位 デンマーク
3位 スイス
4位 アイスランド
5位 ノルウェー
6位 オランダ
7位 スウェーデン
8位 ニュージーランド
9位 オーストリア
10位 ルクセンブルク

※SDSNによる世界幸福度報告書 参照

世界幸福度ランキングは、それぞれの国での世論調査をもとに、以下の6つの要素を加味して算出されます。

・人口あたりのGDP

・社会支援の充実度

・健康寿命

・人生における選択の自由度

・社会における寛容度

・腐敗に関する認識度

なぜ北欧諸国が上位を占めているのか?

特徴としては、
北欧諸国は社会保障が手厚く質の高い教育をしていることで有名です。

・豊かな自然
・医療費が無料
・学費が無料
・労働時間が短い

こういった背景から、国民一人一人の生活における満足度が高い傾向になっています。

北欧諸国の幸福度を上げる工夫

1. 自然と共に暮らす

自然の中での生活を重視している北欧諸国では、
「自然=癒し」という概念が染み付いているので、アウトドアな環境が整備されています。
自然の中に身を置くことで、澄んだおいしい空気を身体に取り込み、心の安らぎやリラックスを得ることができます。
自然豊かな環境は幸福度にもプラスに働いていると考えられます。

2. 学ぶ環境

北欧諸国の共通点に多いのは学習です。
小学校から大学院までの学費が無料。社会人になっても働きながらMBA取得したり大学院に通ったりできます。
こうした環境の中で意欲的に学ぶことができるのが魅力です。
また、一度社会に出てからでも別のキャリアを選択しやすいなど、
自分の道を選べる自由度が高いことは幸福度を上げる要因になっていると考えられます。

3. 仕事<プライベート

日本と大きく異なるのが、労働時間です。

日本では残業が多くサービス残業もなかなか減りませんが、
北欧諸国ではそもそも、残業という概念がありません。

15時〜16時には退社し、子どもと遊ぶなど家族と共に過ごす時間を大切にしています。
平日でもプライベートの時間をしっかり確保しているそうです。

4. 「モノ」に固執しない

北欧の人たちは、「何か欲しいモノはありますか?」という質問に対して
物質的な「モノ」をあげる人がほとんどいなかったそうです。

「モノ」ではなく、「家族の健康」「子どもの安定した将来」など
心の欲求を満たすのが「物的価値」ではないという認識があるそうです。

国がこういった具体的な施策を図ることによって国民の幸福度が上がる傾向にあるのは、日本も学ぶべき部分が多いかと思います。

高福祉・高負担の税事情

消費税25%、国民負担率70%という国民負担率がかなり高いのが北欧諸国の特徴です。
しかし、国民一人一人が不満を吐くことなく納得した形で税金を納めています。

理由は、税金の使い道がハッキリしていることです。

北欧諸国では、医療費教育費をこの税金で賄うことによって無償で国民に提供しています。
なので国民は納得して納税できるという背景があります。

一方、日本では税金の使い道が不透明で適正に利用されているのか
国民が認識することが出来ないため、不満や反発が絶えません。

ここが北欧諸国との幸福度の差なのかもしれませんね。

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