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【コラム】 海外で浴室リフォームのニーズが低い理由

日本でニーズのある浴室リフォームですが、海外ではニーズが高くありません。
日本でニーズが高い理由には、日本人特有の「ある文化」が関係しています。
日本には昔から「湯船に浸かる」という文化があります。
そのため、日本で作られる浴室は「湯船に浸かる」ことを想定して設計されているものばかりです。
一方、欧米やヨーロッパでは、入浴といえば「シャワーで体をさっと流して終わり」という形が主流です。
湯に浸かるとしても、「熱い湯のなかに入って癒やされる」というよりも、海外映画の入浴シーンのように「ジャクジーを楽しむ」という入浴の仕方をしています。
しかも、そのジャグジーに水着で入る外国人もいるので、「入浴」という
よりも「プールに入る」ようなイメージでしょうか?

このような入浴スタイルの違いがあるため、海外では湯船に浸かっている時間が短く、バスタブの素材は劣化しにくいのです。
それが海外で浴室リフォームのニーズが低い理由なのでしょう。
海外ではニーズが低いため、私の会社のパートナーとしてカナダで浴室リフォームを広めようとした人は「発注がまったく来なかった」と言っていました。
そもそも、カナダの乾燥している建物内の浴室にはカビがほとんど発生しません。
そのため、フッ素でカビを防止するサービスなどを売り出しても、利用する必要がないのです。
またカナダでは、浴室のリフォーム作業は、お父さんの日曜大工の課題なのだそうです。
ですからお休みの日には、お父さんがガレージから工具を持ち出して、自分たちでリフォームを行うのが一般的です。
業者にはリフォームを依頼する機会があまりありません。
このような理由から、浴室リフォームが求められているのは日本くらいなのです。

小林誠司 紹介VTR
(TV番組「密着ドキュメンタリー分岐点」より)


理想化研 サービス紹介VTR
(TV番組「密着ドキュメンタリー分岐点」より)


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