小林誠司の水回り相談室

株式会社理想化研 代表取締役 小林誠司 (こばやしせいじ) お風呂のリニューアルを中心…

小林誠司の水回り相談室

株式会社理想化研 代表取締役 小林誠司 (こばやしせいじ) お風呂のリニューアルを中心に4万件以上の施工実績 全国に126店舗フランチャイズ展開中 プロ目線の水回り情報をブログで発信していきます! 現在、TV番組の密着ドキュメンタリー企画にも出演中です!

最近の記事

そろそろ浴室のリフォーム検討時期? 危険な経年劣化

入浴しているときに「浴室がどれだけ劣化しているか」を考えたことがなかった人もいるかもしれません。 そういう人でも、今までよりも浴室の設備をよく見てみると、「実は 水垢がたまっていた」「壁が色あせている」といった変化に気づけるはずです。 そうした小さな変化も積み重なれば大きな変化となり、ある日突然穴があいたり、割れたりするなどの目に見える傷みとなります。 そうなるまで「劣化していた」ことにすら気づかない人も大勢います。 それが経年劣化なのです。 経年劣化した浴室をリフォ

    • 【コラム】「カビを落とし切れる」と思うのは間違い

      浴室のなかで最もカビやすいのは、バスタブやバスフロアなどの素材のつなぎ目にある「ゴムパッキン」です。 入浴時に体を洗っているとき、シャンプーの石鹸カスや皮脂は、知らぬ間にゴムパッキンに引っかかって、浸透してしまいます。 カビは石鹸カスや皮脂を好むので、それらが浸透したゴムパッキンのなかで増殖し、いずれ黒カビに変化します。 黒カビを発見したとき、「カビ取り剤を使えば、完全に落とし切れる」と思っている人がいるかもしれません。しかし、実はそうではないのです。 カビはゴムパッキ

      • 浴室のリフォームが後回しにされる理由

        ①高額な費用 浴室リフォームが後回しにされてしまう理由はさまざま考えられますが、その一つとして費用が高いことが挙げられます。 浴室のリフォームは、浴室の大きさによっても変わりますが、一般的に100万円ほどの費用がかかります。 「どうしてこんなに高額なのか?」と疑問に感じる人がいるかもしれませんが、そのわけは浴室のリフォーム形式にあります。 浴室リフォームは、浴室をすべて一新する「フルリフォーム」の形式で行われる場合がほとんどです。 フルリフォームでは、「解体撤去工事(

        • 劣化しやすいのに優先度が低い「浴室リフォーム」

          キッチンや浴室、トイレ、洗面台などの「水回りの設備」は、住宅設備のなかでも最も早く劣化していきます。 特に劣化が著しく進むのが「浴室」です。 浴室の劣化が激しい原因は、浴室で使われる大量のお湯にあります。 浴室では、40℃にもなる熱い湯を、キッチンの2倍ともいわれるほどたくさん使用します。 水には元々素材を消耗させる力があり、それゆえ水回りの設備は劣化しやすいのですが、これに熱が加わることにより、バスタブや壁材などの各素材に膨張を促します。 この膨張は一時的なもので、温度

        そろそろ浴室のリフォーム検討時期? 危険な経年劣化

          「浴室リフォームの極意」教えます

          あなたの自宅の浴室は、現在どのような状態でしょうか? 「タイルの目地にカビが生えやすい」 「浴室の壁が色あせてきた」 「バスタブに細かな亀裂が入っている」 など、住宅ごとに浴室の状態はさまざまでしょう。 浴室の劣化が目立ってきても、 「どこか一つの設備が完全に壊れてから、リフォームを検討すればいい」 そう考える人がいるかもしれません。 しかし、それでは遅すぎます。 浴室全体の耐久年数は10~15年程度で、設備一つ取っても、例えば樹脂製のバスタブの耐久年数は7年程度と言わ

          「浴室リフォームの極意」教えます