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初のハーフ走。そしてトレランとの出会い

ダイエットのために走り始めて二か月弱。
ここで私がその時に履いていたシューズの話を少し。
ここまでの間、私のモチベーションを保たせていたものは「痩せたい」という気持ちは当然ですが、実際に走る私を支えてくれたのはHOKA ONE ONEのジョギングシューズ「BONDI(ボンダイ)」です。

2021年1月の夜ランに履ていたBONDI。寒いからなのか変な出で立ちw

走り始めるまで知らなかったブランドですが、初めて履いた時の感動は今も鮮明に覚えています。
「なんなんだこのフワフワした感じは⁉︎」
”マシュマロクッション”とはよく言ったもので、腰痛持ちだし走ると膝が痛くなっていた私はにとってこの出会いはモチベーションを維持することにおいて本当に大きかった。
初期の私はこのBONDIと二人三脚でランニングを続けたと言っても過言でも無いです。

少々お高いのがラン初心者にはネックですが、あのシューズが私のランニングの礎を築いてくれたのは間違いありません。

さてそんなシューズとの出会いもあり、ランニングを初めて二ヶ月弱の私はここで初めて21キロ走、つまりハーフの距離に挑戦しました。(大会とかではなく)この時点で人生で最長距離を走ることになります。
ここまでのランニングの最長距離は14km。ここに7km足せばいいのです。

自分の家からグルっとループで走れるコースをGoogle mapを見ながら計画します。
今の私でしたら、ざっくり21kmで予定を立て、結果的に23kmになろうが25kmになろうが大差ありませんが、この頃の私にとって21kmはおそらく体力の限界ラインだと分かっていたのでかなりこまかく計画を立てました。
いつものように子どもが布団に入るのを見届け21時過ぎに自宅を出て走り始めます。

走り始めて10キロ程度はそこそこ快調でした。
しかし現実はあまくありません。
時々斜度のある坂を登ったり降ったりしながらの脚に疲労が蓄積し、徐々にペースが落ちます。
私が住む地域はアップダウンも多くスタート直後は6分台だったペースも10キロを越え7分台。15キロを過ぎた頃には1キロ8〜9分というペースを刻むのが精一杯。
夜ということもありますが、これくらいの距離になると自宅からもけっこう離れてくるので道にも迷い悪戦苦闘しながらなんとか走り終えました。ほぼほぼ3時間かかって21時に走り始めて帰宅した頃には日を跨ごうとしてました。

ハーフの距離を約3時間で完走

結果としては時間もかかったし疲労困憊になったハーフ走でしたが、『ハーフの距離を走った』という事実は確実に自信となっていました。

その後もランニングは継続するのですが、ダイエットという目的があるので土日の休日もなにかしらカロリーを消費しなければ…という事で、子どもたちを連れて登山に出かけはじめました。
登山と言っても車で30分〜1時間程度で行ける里山、標高でいうと200〜600mくらいの低山がメインです。

鳩吹山、弥勒山、屏風山、猿投山、納古山、遠見山…
そういった山がたくさんあるのもこの地域の魅力です。
そんな低山登山を始めてしばらくした頃、私は小学生の長女を連れ納古山へ日の出を見に行きました。

子どもと初めて納古山へ登った当時の様子

ヘッドライトをつけ、暗がりを2人で登り切り、美しい日の出と山頂にいるノコリン"に出会うことができました。
そして山頂で少し休んでいると誰かが登ってきました。

それは登山というより駆け上がってきているようです。
登山とは思えない軽装で薄着。ランニング?走ってきたのか?
そんな興味本位から走ってこられた方に話しかけ、「どれくらいで登ってきたのか」「どこから来たのか」といったコミュニケーションをとりました。

すると信じられない返答が。
子どもと一緒だったとはいえ、私が登山口から1時間半ほどかかった山の山頂まで、その方は登山口からではなく、もっと遠い道の駅から40分程度で来たと言うではないですか。
驚きました。走るとそんなに早くこれるのか。
ということは往復でも1時間ちょっとあれば納古山へ登山が完結するというわけです。

なんということだ。
ということは早朝に実行すれば子どもが起きる前にやってしまえるではないか。
こんな子育て世代に有意義なアクティビティがあったんて!
そしてこの山を走ることをトレイルランニングというのこの時初めて知りました。

子育てをきっかけにサッカーをやめた私にとって子どもとの時間に影響が出ないこのトレイルランニングというアクティビティとの出会いは運命をかえる出来事となるのでした。

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