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コンサーティーナ研究室

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コンサーティーナについていろいろ。
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コンサーティーナってどんな楽器?

コンサーティーナとは1829年にイングランドの科学者チャールズ・ホイートストン(Charles Wheatstone)によって発明された蛇腹楽器です。アコーディオンも1829年に発明されたという説があります。 日本ではまだまだ知名度が低く名称も定まっていませんが、小型で蛇腹のついた一風変わったフォルムが目を惹く、可愛らしい楽器です。 蛇腹楽器の中では最も小型で軽量ですが、メロディや和音伴奏も弾けるなど演奏性能は高いです。通常は座って演奏しますが、立奏や歩奏も可能で室内でも

谷口楽器で通常取り扱っているコンサーティーナの種類

谷口楽器で通常取り扱っているイタリアのコンサーティーナブランド【BASTARI】の機種をご紹介します。 B-1 ■仕様 C/Gチューニング ダイアトニック式 ※1 20ボタン40音/40枚リード 9枚ベロー/マホガニー製 もっともシンプルな「20ボタン」のコンサーティーナです。ボディは赤色で緑のラインが入っており、蛇腹を開くと花柄模様なのでとてもかわいいです!ボタン数が限られますが、工夫次第で童謡からポップスの演奏まで可能です。 ⇩音域表 ⇩運指表 W-15■仕様

コンサーティーナの音が出なくなった場合の対処法

実はコンサーティーナの音の鳴る原理は「アコーディオン」や「ハーモニカ」と同じです。使われているリードの材質や大きさは異なりますが、ハーモニカと同じように空気の流れによって音が鳴る金属のリードが使われています。 コンサーティーナの中身BASTARIコンサーティーナのリード 谷口楽器で取り扱っている「BASTARI(バスタリ)」というイタリアのメーカーの場合は「アコーディオン」と同じリードが使用されています。 アコーディオン用のリードは、コンサーティーナ専用のリードに比べる

蛇腹楽器のABC~コンサーティーナ編

蛇腹楽器の中では一番小型でシンプルな音色なのはコンサーティーナです。ダイアトニック配列とクロマチック配列が存在し、押引同音と押引異音が存在します。見た目も音色もかわいいコンサーティーナ、ウッドボディデザインも魅力的です。 クロマチック式:イングリッシュコンサーティーナ クロマチック式のコンサーティーナ。押し引きは同音です。ボタンの配列も規則的で、ピアノでいう白鍵音に対して黒鍵の音がすぐ上(あるいは下)に配置されているので、#(シャープ)や ♭(フラット)の音も出すことができ