体外受精 はじめての自己注射

はい、ではやってみてください

先生から採卵にあたり次の投薬スケジュールを通知される:

  • ゴナールエフ 自己注射、1日置き

  • レトロゾール 排卵促進、前半毎日

  • ルトラール  排卵抑制、後半毎日

みなもすなる自己注射といふものを、われもやってみむとて、するなり

診察室を出ると、サクっと別室に呼ばれて早速自己注射の手技説明が始まる。ひとしきり説明がおわると「はい、では今日のぶんは今ここでやってください」と塩対応な声で看護師さん。怖がり故、心底不安だったが、彼女の目には「いやまだ心の準備が〜」、とか、「きゃ~こわ〜い」だとか言わせる隙はどこにもなかった。もう逃げ場がなく、腹を括ってゴナールエフの針を刺す。まったく痛くない。どちらかというと、薬液を注入してるときや、終わった後の違和感の方が気になった。気になると言っても大したものではないが。怖がりの私にとっては、病院で時間に追われてピリつく看護師さんの前で気を使わざるを得ず慌てて1回目の自己注射をしたことが逆に荒療治というか、不安を取り除く良いやり方だったように思う。

時間帯だけ固定して打たないといけないので、最初は怖がる時間も含めて夜にしようと思っていた。だが、この程度なら躊躇せずに打てるので帰宅時間を気にしなくて良い朝に打つことにした。

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