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【PTA】学校評価アンケートから感じたこと

どうも、イリエモンです。

いままでPTA活動をしたことがないのに、今年度から都内の公立中学校でPTA
会長をしています。

PTAのアレコレをこのnoteで報告します。


学校評議員会

先日は今年度最後の学校評議委員会に参加してきました。

学校評議員は「開かれた学校づくり」のための施策のひとつとして2000年の学校教育法施行規則の改正時に盛り込まれた制度です。
この制度では校長が推薦して委嘱された学校評議員が、校長の求めに応じて学校運営に関して意見を述べることができます。

イリエモンはPTA会長の充て職として参加メンバーになっており、今年は6月、11月と今回の2月の、計3回の活動がありました。

他の参加メンバーは、自治体の教育・育成関係の活動をされている地域のかた7,8名ほどと、校長・副校長ほか数名の教職員です。

学校評価アンケート

今回の議題は、学校評価のアンケート結果です。

昨年終わりに生徒、保護者、教員を対象にした全18問のアンケートが配られました。
アンケートでは「学力向上」「健全育成」「キャリア教育」「開かれた学校づくり」「小中学校連携」のテーマについての設問があり、設問について「とても思う」「思う」「あまり思わない」「思わない」の4段階に「分からない」を加えた5つから択一式で回答します。

結果には、高評価の上位2つ(とても思う、思う)の合計の割合(%)と、それぞれのテーマについて、学校側の結果へのコメントが記載されていました。

高評価の割合が「高い」項目は、回答者ごとに高い方から:

  • 生徒の回答:礼儀や言葉遣い、生徒会などでの自主性、行事における主体性

  • 保護者の回答:行事における主体性、楽しい学校生活、礼儀や言葉遣い

  • 教員の回答:学校への相談のしやすさ、学校の情報発信、落ち着いた授業環境

反対に、高評価の割合が「低い」項目は、回答者ごとに低い方から:

  • 生徒の回答:落ち着いた授業環境学校への相談のしやすさ小中学校連携

  • 保護者の回答:小中学校連携、宿題による学力補充、ICTを活用した授業

  • 教員の回答:小中学校連携、基礎学力の定着、落ち着いた授業環境

という結果でした。

全体的に生徒の評価は高く、生徒の多くは中学校生活に充実感を持っているように受け取りました。

また、学校としても「落ち着いた授業環境」と「小中学校連携」の低評価と、「学校への相談のしやすさ」が生徒と教員間でギャップが大きいことに課題を感じて対応策を挙げていました。

アンケート結果を見て感じたこと

イリエモンが気になったのは、評価者のうち「保護者の評価が辛め」だったことです。
高評価の割合の平均値は、生徒>教職員>保護者の順に低くなっていました。
実は、昨年度の学校評価アンケートでも同様の順序になっていました。

要因について、このアンケート結果のみから特定はしづらいのですが、仮説として「コロナ禍に学校に行くことが規制された期間が長く、保護者と学校との壁ができてしまった」からではないかと考えています。
一般に、評価者と被評価者(評価対象)の関係が近いと評価が寛大になり、逆に関係が遠く疎遠な場合に厳格になる傾向があるそうです。

アンケート結果の保護者の高評価の割合が「低い」項目の第4位は「学校への相談のしやすさ」でしたし、イリエモンのPTAが行っている雑談会では学校へ相談することに躊躇する保護者の声が聞かれました。

ちなみに、雑談会についてはこちらの記事に書いています。

一周まわって腹落ちしたこと

イリエモンとしては、保護者が必要を求めて、または気軽な気持ちで来校してもらえるようなPTAの施策を考えていくことになるのかと思っています。

こんなことを書いていて、校長が年度当初に「PTAの役員や委員会活動を通じて教職員と接点を持ってほしい」と言ったことを思い出しました。
当時は「忙しい保護者に来校を求めるのは避けたい」と思ってそれほど賛同していませんでしたが、一周まわって当時の校長の意図が腹落ちしています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。では、またっ!

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