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【PTA】3度目にやっとややウケした入学式の祝辞を公開します

どうも、イリエモンです。

PTA活動未経験から都内の公立中学校のPTA会長になり2年目に入りました。

PTAのアレコレをこのnoteに書いています。

ああああ…

あいかわらず祝辞が嫌なイリエモンなのですが、3月頭から校長・副校長とたびたび電話やメールでやりとりし、入学式の案内が家に届き、保護者会に参加し卒業式に祝辞を述べて、それぞれ校長・副校長と会話しましたが、入学式の祝辞を頼まれることはなく、さらに昨年の入学式も来賓の祝辞は無かったので、すっかり安心していました。

…が、3月末に校長から電話がありまして、
「3月末で退職になるので挨拶の電話をしている。あわせて入学式の祝辞をお願いしたい。」とのこと…。

このシチュエーションで祝辞の依頼とはさすが老練の校長だなと観念し、諦めて祝辞を承諾することにしました。

入学式の祝辞はこちらです。

祝辞

ただいまご紹介に預かりました、〇〇中PTA会長のイリエモンと申します。

これから30分程度話しますのでどうぞリラックスしてお聞きください。
…あっ、冗談ですよ。

さて、僭越ではございますが、保護者を代表して、ひとこと、ご挨拶を申し上げます。
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
また、保護者の皆さま、お子様のご入学、誠におめでとうございます。 心よりお祝いを申し上げます。
さて、新入生の皆さんは本日多くの方から「おめでとう」の言葉を受け取ったことでしょう。この「おめでとう」には、いくつかの意味が込められているように思います。

まず、私のような親にとって、子供たちにかけていただいた「おめでとう」には、ここまで成長してくれたことへの、喜びの意味があります。
これは、過去から今までを振り返っての「おめでとう」です。
実際に保護者の皆さんも、朝お子さんの制服姿を見たときに喜ばしく思われたのではないでしょうか。

続いては、子供たちが新しいステージへ上がったことへの「おめでとう」です。
中学校では、小学校の頃とは異なり教科ごとの専門の先生による授業、上下関係のある部活動、生徒主体の学校行事、卒業後の進路決定など、生徒の皆さん自身に一つ上の視点が求められます。今後の学校生活ではいくつかの課題に直面することになるかもしれません。
今から未来に向けて、私たちが皆さんの挑戦を応援している「おめでとう」でもあります。

3つ目は、未来に言うべき「おめでとう」であります。
私個人の願いではありますが、新入生の子供たち一人ひとりが中学校の内外での様々な取り組みを通じて「好きなこと」「得意なこと」を見つけてほしいと思っています。
このところ、生成AI・ジェネレーティブAIが進化する中、私自身もこのAI技術が世の中を変えると感じています。これまで、産業革命の頃の機械化、そのあとの電気の利用、コンピュータやインターネットの登場による技術の進化は良い面を見れば私たちを重労働や単純労働から解放してきました。新入生の皆さんが社会人になる頃にはこのAIがさらに進化し、残っている単純作業や単純記憶、分析作業の多くを担い、より皆さんが人間らしいクリエイティブな活動に集中できるようになっているでしょう。その頃には、いまの世の中よりも、皆さんの個性や、能力を発揮できる「好きなこと」「得意なこと」が強みになる世界になっているはずです。
中学生生活の中で「好きなこと」「得意なこと」を見つけ、またそれらの幅を広げられた時が本当の「おめでとう」です。
どうか楽しみながら自分の興味や関心を深めてください。

最後になりましたが、本校の校長先生をはじめ教職員の皆様、卒業まで子供たちに寄り添い、一人一人の成長を温かく見守りながらご支援いただきますよう、お願い申し上げます。

そして、ご来賓の皆様、地域の皆様、本日はご多用のところ多くの方々にご臨席を賜り誠にありがとうございます。学校への支援にとどまらず、地域内での子どもたちの安全安心に、ご尽力いただいておりますことを、改めて御礼申し上げます。これからも親子ともども、よろしくお願いいたします。

それでは、新入生の実りある日々とその可能性に、そしてご来場のみなさまのご多幸を祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。

本日は、誠におめでとうございます。

令和6年4月〇日
〇〇立〇〇中学校PTA
会長 イリエモン

令和6年度入学式 PTA会長祝辞 | イリエモン

卒業式の祝辞に似ているのは内緒です。

今回はややウケ

今回は祝辞3回目にして、冒頭のつかみでやや笑いが取れました!

実は「これから30分程度話しますので…」のつかみのくだりは、もともと原稿には入れておらず、笑いを取る予定ではありませんでした。
しかしながら卒業式直前の控室で来賓の方々と話をしている際に、歴代の会長から「1回スベったくらいで諦めちゃだめだ」とハッパをかけられ、笑いを入れることにしました。

いやー、多少はウケてよかったです。

この祝辞が卒業式の祝辞に似ているのは内緒ですよ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
では、またっ!

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