《6/25》6月は、いつも元気と笑顔をくれる愛犬たちに感謝の気持ちを込めて♥創作動画を振り返ります。

2021/11/13(土)の朝、いつもなら朝食の準備に合わせて、テーブルの下にスタンバイするはずが、お気に入りのメイのハウスから出てこない。
いいえ、出ようとするが、出てこれなかったのです。
びっくりして覗きこむと、前足で一生懸命に体をかき出そうとするが、下半身を引きずっている様子。
何が起こっているのか頭の中を整理できないまま、メイを抱き抱えると後ろ両脚が伸びきったまま、力が入らない状態だった。
何か大きな衝撃に遭遇する機会があったかと振り返るが、思いあたることは何もない。
慌てて、診察歴のある動物病院に連絡し、直ぐに視て頂けると快諾を得て、駆け込んだ。
MRIを受けなければ、厳密な診断はできないが、脚の症状や腰に触れた時の仕草(鳴きもしないし、表情は変わらないが)から、椎間板ヘルニアの可能性が極めて高いという。
一先ず、3日間は痛み止めとビタミンBを飲ませて様子を視ることになった。
1日に1回は好物を口にし、水も飲めるが、トイレがメイ自身も上手くできなくて困っている様子。
ママが抱えて、お腹を優しくさすってあげるが、なかなか都合よくはいかない。
当然だが、いつもの元気なメイではなく、安静のためと閉じ込められたケイジの中で、大好きな黄色のプーさんのブランケットに顔をうずめて眠っている。

ママは多発性硬化症で20年間もの間、両脚の自由がきかず車椅子に頼っていた。
約1年前になるだろうか、奇跡的につたい歩きまで回復し、最近では自力で歩ける自覚を喜べるようになったところだった。
そんな矢先のメイの症状は、何とも心苦しくママの身代わりを買って出たのだろうかと自己嫌悪に陥ってしまう。
こんなバランスは無しだよね?と無神論者ながらに神様に問い掛けてしまう。

大黒柱であるべきはずのパパも、適応障害(抑うつ症状)で休職中の身であるため、直ぐに十分な治療費を投じてあげれない。
何とも不甲斐なく、やるせない気持ちに襲われている。
傷病手当てとは言っても、社会保険料を差し引けば、手元には10万ほどしか残らない。
精神的治療として甘やかして来た5ヶ月を呪うありさまだ。
職場への復帰の道は、症状再発の心配が強いことから内々には諦めて、在宅ワークの道を選ぶべく、細々とタスク式の駄賃を貰い始めたばかりで、未だまだ生活基盤どころか嗜好品の煙草も制限する状態なのだ。
煙草を止めれば1万5千円は捻出できる。しかし、メイの治療見積費(30万円前後)を積み立てていたら、気の遠くなる先の話しとなってしまう。
最悪の事態として命に関わることとなれば、悔いても悔い切れない。
確かに、元気な時にこそペット保険への加入だったのだろうが、今となっては後の祭りなのだ。
メイが飼い主である私たちを恨んで当然。私たちは逃げようがない。
ただ、こんな状況だからと言う飼い主の都合だけで、命の危険に晒してもいいのだろうか?と、やはり自己嫌悪に戻るしかない。
情けない。そして、ごめんなさい。タイミングが悪過ぎるのだよ。もう少し我慢してね。と言い訳することしかできない。

命の期限!というツイートに反応して、他の犬のために遠方へ譲渡を受けようと駆け回る私たちが、恥ずかしくって、メイには申し訳なくて仕方がない。
本当にお人よし、お馬鹿さんな飼い主だ。

こんな愚痴を呟いていても始まらない。
何とかしなくてはならない。
愛娘の将来(障害)と命に関わる問題だから。

つづく

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