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Björk「cornucopia」

先週、ビョークのコンサートに行ったばかりなのに、またビョークに会えるとか。
2週連続でビョークのコンサートに行ける私の、ラッキーさをお許し頂きたい。

先週のorchestralとはまた違うコンセプトのライブであるという認識だけをして
インプット無しで有明に向かった。

正直に言えば、ビョークのコンサートでどんな曲をやっても私は感動するだろうし
素晴らしいに違いないと思えたし、下手したらどんなアレンジになっていて原曲もわからない位になっているだろうし。

今日のビョークはどんな衣装なんだろう。

神戸でNoir Kei Ninomiyaのドレスだったから、今回の有明ではNoirじゃないかな。。。なんて推察もして、今回もギャルソンを着て行った。

会場に着いたらまず、グッツの列に並ぶ。
今回は「Debut」のジャケット写真プリントのTシャツが販売されたので、どうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしても、絶対欲しくて
並んでいる間に、売り切れているアイテムも出てきて、不安で頭が狂いそうになった。

無事に買うことができたのだが、
今後、買い物はこのレベルで欲しいものだけを買おう。と学ぶ事ができるほど、印象に残る不安感だった。

会場に入ると、すでにもう「cornucopia」の世界。

今回も、どセンターの神席。最近、ライブ運が良すぎる。

今回もビョークからのお願いのアナウンスがあって、ほとんどオンタイムで始まりました。

まるで、海底に住むUMA達の秘密の宴に招待されたような気持ち。
フルートとビョークの声。
1曲目で会場全体の雰囲気が、集中してシーンと引いていくのを感じました。

どんどん引き込まれていく。
多分みんな思っている。

どえらいもんを、今、見ている。

途中で、あーいいけど、ビョークの声だけ聞きたい。と思う頃合いで
ステージ上にある、謎のお部屋でレコーディングしているような様子を披露してくれる。

ビョークが歌いながら、左手の親指を横に突き出しながら、首を傾げて歌う姿。
超絶に可愛いのですが、いや、そんな可愛い仕草でこんな声を出すってどういう事なんだよと。混乱が極まって、好きが溢れました。

今日時点ではまだ、1公演残っているのでネタバレ系は控えたいと思いますが。。。

地球上の環境破壊や汚染と宇宙。
ビョークや、このステージを作ったクリエイター達のような人達の発想で
クリエイションして、それでも悲しい顛末を受け入れつつ、新しい何かに進化する為の過程が、現在なんだろうなと感じるステージでした。

どういうこと?
って感じですが、意識が宇宙に行っちゃうレベルの、時空を超えるインパクト
それぐらいの影響力があるコンサートだったと思います。

今回の、このcornucopiaのコンサートは、今まで見てきた音楽を楽しむ!とかそういう次元のものではなかったと思うし
ビョークというアーティストが見せてくれたものは、生々しい現実的なファンタジーだなと思いました。

思うと、ビョークの声を思い切り堪能できる「orchestral」と、ビョークというアーティストの世界観を堪能できる「cornucopia」
両方見ることができて嬉しかったです。

一生の記憶に残る、コンサートだったと思います。

また、ビョークにいつか会えるだろうか。
また日本に来てほしいし、
下手したら私、海外までアーティストのライブ見に行っちゃうような人生を送るのかもしれませんので、きっとまた、会える。

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