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積ん読note

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2019年6月の記事一覧

どん底まで病んだら、知的障害のある弟が世界規模で輝いた話

心身の不調により、2ヶ月ほど仕事のお休みを頂き、4月1日付で復職することが叶いました。 そのきっかけになったお話を、少し。 2ヶ月間、何してたかって言うと、寝てました。 本当に、寝ることくらいしかできないんですね。 気持ちの浮き沈みが激しくて、自分の心に自分の身体がついていくだけでメチャ疲れる。 安全バー無しのジェットコースターに乗ってるみたいなもんです。 落ちたら死を感じるので、とにかくしがみついて、振り回されるしかない。 コースター発進のきっかけは、とある人の、とあ

日本のレイシズムの特殊性についての試論――ネイション(国民)とレイス(人種)の日本的癒着について

※この原稿は拙著『日本型ヘイトスピーチとは何か』(影書房)に入れなかった草稿を元に書いた試論です。  在日外国人へのレイシズムを理解する上で最も重要なことの一つは①国民と②人種・民族というカテゴリをきちんと分けて考えることだ。①国籍の区分線と②人種・民族の区分線を区別することと言い換えてもよい。  だが日本ではこれが大変難しい。そのことをよく表す次の記事をお読み頂きたい。 〈10年ぶり和製力士V〉  琴奨菊が二〇〇六年初場所の栃東以来、日本出身力士として一〇年ぶりに優勝し