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流れ・問いって大事!

もう3年ほど前になるかな?流行りの病がきっかけで、仕事にも大きな影響が出ました。

その頃は海外から石を仕入れていたのだけど、流通も滞った上、円安の追い討ち。多少無理してでも続けられたかもしれないけど、これを機に自分の仕事観を見直してみようと思いました。

そのしばらく前から、自分の中から時折聞こえてきていた「しんどい」という声。毎日楽しいし、人にも恵まれているし、何も問題無いと思っていたのだけど、今思えばそれは表面的なものだったんですよね。もっと深い歓びにシフトする為に、仕事だけじゃなく価値観全般を見直すことになるのですが、今回はとりあえず仕事の話し。

さて、大人は兎角「何になりたい?」と子どもに聞きがち。これを子どもの頃の私は本当に鬱陶しく感じていたのですが、同じことを自分に対してしていたことに気づいたんですね。

「何になりたい?」の問いに対する答えの定番って、サッカー選手とか看護師とか先生とかって、なんだか具体的過ぎるんです。「何がしたい?」という問いも、まだちょっと…。

もっと抽象度の高い答えを出すために、「仕事を通して何を経験したい?(感じたい?)」と自分に問うてみました。

わたしから出てきた答えは以下の3つ。

・多様性を感じたい
・チームで働きたい
・地域に貢献したい

どれも「何になりたい?」とか「何がしたい?」という問いでは出てこないものだったので、改めて問いの大切さを感じました。

資質とかはまた別の側面として考える必要があるとは言え、極論、上記の3つを満たしていれば、手段としての仕事はなんでも良かったんですね。

不思議なんですけど、この3つが定まってからの流れはあっという間。(とは言っても沢山の恐れや思い込みと向き合う必要がありましたが…)

とある公益法人傘下で日本語の先生をやってみないか?という提案を受け、一晩だけ考え、自分でも思ってもみなかった分野に飛び込みました。

日本語の先生という立場はあくまでも手段。目的は、多様性、チームワーク、地域への貢献。日本語の先生になりたい!と思ってお仕事を探していたら、わたしは、”そこで何を経験したいのか”という点を見過ごしたまま、手段が目的になってしまっていたかもしれない。

条件や環境も不思議なほどに自分に合っていて、講師として実際に授業をさせてもらうようになってから、2年ほどが経ちました。(研修長かったな!)

「仕事を通して何を経験したい?(感じたい?)」への答えが変わる頃には、また違ったことをしているかもしれない。でも今は、多種多様な文化圏から来た老若男女(多様性)と話し、他の先生方と連携を取りながら(チーム)、地域のお困りごとを解決をミッションに掲げる組織(地域への貢献)でお仕事させていただけて、自分の経験したいことが一度に経験できてる!というわけで、有り難い毎日を過ごさせていただいてます。

次は、実際にお仕事を始める時に立ち上がった卦について書きますねー!



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