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既存の文化とのダブルスタンダードを目指している

お花の業界に携わるようになって12年が経とうとしています。
そして少しずつ、お花を「ギフト」として贈る素晴らしさと、難しさの両方を感じ取ることができるようになってきました。

以下はあくまで僕個人が感じていることです。

素晴らしさ
・お花は理由なしに美しい
・季節感を感じられる
・贈り手の心を感じられる
・生き物なので命を感じる
・楽しめる期間は短いけど、だからこその素晴らしさがある
・かたちが残らないからこそ重荷にならない
etc…

難しさ
・相手の好みがある
・匂いがダメとか時折ある
・作り手(花屋さん)のセンスが出るので、イコールそれが自分のセンスだと思われる
・遠方への発送が本当に神経使う(配送事故がなくならない・・)
・サプライズを演出したがる方が多いが、生物なので相性悪い
etc…

ざっと挙げるとこんなところでしょうか。
これは個人向けであろうが法人向けであろうが同じことです。

ここでは法人ギフトに絞ってお話をします。
HANAMUKE for bizの展開を通じて、既存のフラワーギフトの文化ともう1つの文化のダブルスタンダードを作ろうとしています。

なぜか?
それは既存の在り方に少し疑問を感じるようになってきたからです。
そして実際に困っている人が一定数いるという現実があるからです。

現在も、例えば知り合いがお店をOPENするとなったら、
OPEN当日に合わせてお花があちこちから届きます。
その様子はまるでお花屋さんのよう。

それはそれでその場を彩るという視点だけで見れば素晴らしいのですが、
現実的にはそれによってスペースが取られてしまったり、管理に困ったり、飲食を伴う場所だと匂いが混じってしまったり、暑い時期だと虫が発生しやすくなったり、、現場では困りごとが発生します。

「ま、こういうもんだから」

そう考えて特に何も手を打てていなかった。
花業界としてもお客様のご注文だから仕方ない。
でも、現場で困っているのは知っているし、自分達も本当にこれでいいのか?って感じている人も少なくはない。

「それならなんとかしません?」
という提案がHANAMUKE for bizで、それこそこうした困りごとを解決することがお仕事じゃないですか。

そこにメスを入れていかないと、「お花って面倒」という認識が広がって、お花以外のものにどんどんと変わっていってしまったら、それこそ業界にとっても大きな痛手です。そうなる前に、「選択肢を増やす」。

これが大事だと思っています。

「既存の贈り方とHANAMUKE for biz」
このダブルスタンダード

HANAMUKE for bizみたいに、みんなで贈るからこそ実現できるお祝いもあっていい。でも、個別で従来通りお花を贈るカタチはそれでそれで素晴らしい。その時の状況に合わせて選択できれば良いと考えています。


いかがでしょうか?
花業界は個人経営や家族経営が圧倒的多数で、大手は数える程度。
だから変化が起きにくい業界とも言われています。

確かにそうです。
でも、スモールプレイヤーが多いからこそまとまりさえすれば変化を起こしやすい側面もあると思っています。フットワーク軽いのが本来ですから。

業界の皆さん、一致団結して1つの文化をつくっていきましょう!