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休耕地・空き家問題

こんにちは、ローズ青木です。「フラワービジネス2.0」という花業界専門オンラインサロンを運営したり花を通じたサービスを開発したり地元長野限定のローカルモデルをやったりしています。

青木が住んでいる地域の話

今日はいつもとちょっと違う内容を。
私が住んでいるのは長野県千曲市。人口約6万人の小さな都市です。

市町村合併をして現在の千曲市になったのですが、それ以前は上山田町という「戸倉上山田温泉」が中心の町です。千曲川沿いの昭和感漂う味のある温泉街で個人的にはとても好きです。

しかし、全国の温泉街の多くが社員旅行などの団体客をターゲットとして作られた温泉街が多い。しかし現在はそうではなく個人旅行が主体。つまりそれによる経営悪化で東京資本の会社に買収されたり廃業に追いやられる旅館もあります。そして先日の台風による影響のような自然災害によって、客足が遠のいている、苦戦を強いられているのが現状です。


山口県・長門湯本温泉

先日、朝の情報番組スッキリで偶然やっていた特集です。

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山口県・長門湯本温泉。
戸倉上山田温泉と全く同じ、環境変化による客数現象でピーク時の半分にまで宿泊客が減少していたそうです。150年の歴史ある旅館も廃業に追いやられる状況。。。

そこで白羽の矢が立ったのが星野リゾート。一つの旅館の再建ではなく、温泉街全体をリノベーションする計画で改革に踏み切ったそうです。

(こちらは星野リゾート 界 長門)

そこで重要になってくるのが、地域の人を巻き込むこと。
街が一つにならなきゃ全くプロジェクトは進みません。温泉組合の人たちにも積極的に参加してもらい、参加者全員で必要な意見を出し合いプランが出来上がっていったそうです。


インバウンドよりも大切なこと


星野さん曰く、「とかく今はインバウンドに目が向き過ぎている」と。インバウンド集客するにもその地域の人がその地域を楽しんでいなきゃ、行きたい!って地域にはなっていかない。そう考えているそうです。

だからまずはその地域が一体になって地域全体として未来を模索していく必要があると。温泉旅館に来てもらうのではなく、その地域に来てもらうにはどうしたらいいか?を深掘りしていく必要がある。
これにはとても共感しました。

確かに、「面白そうな街だな!」って思えるのは、やっぱりその地域の人が楽しそうに生活している、その地域に誇りを持っている、つまり輝いている。それを感じると「行ってみたいな」が生まれてくるなと。


千曲市の資産は?

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千曲市だからできること。
戸倉上山田エリアだからできること。
今ある資産をどう活用したら、お客様に魅力を感じてもらえるか?

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これだけ素晴らしい戸倉上山田温泉という資産があるので、その資産を最大化していくためにも、組合や業種や世代の垣根を超えて、もっと一体となって街づくりをしていきたいですね!

古民家の活用

温泉街の中心地から車を数分走らせれば古民家が多く存在しています。まだどなたか住んでいる家もあれば空き家もあります。「移住促進」は市として何年も前から取り組んでいるようですが大きな成果は得られていないように思います。個人的には、それなら「戸倉上山田温泉の一部」として活用し、旅館も泊まれるし、農地付き古民家宿にも泊まれるという選択肢がある温泉街というのは一つありかなと。

そして「泊食分離」。課題や反対はあるかもしれないが個人的にはその方が選択の幅ができるし街を回遊する楽しみもできるので推進派です。
「エリア集客」を真剣に考え、この街をどうやって生かすか?という視点で色んな産業の人が連携して街を盛り上げていきたい!

他にも休耕地問題・後継者問題もあります。これらを点ではなく線&面で捉えて解決していかなければいけません。

その挑戦にこそ生きがいがあり、笑顔が生まれる。そしてそれこそがひょっとしたら最大のコンテンツになり、結果として「移住促進」という成果をもたらすことに繋がる気がしています。

悲観しててもしょうがない。どうやったら楽しいかをみんなで考えてカタチにしていきたいです!


それでは皆様、バラ色の日々を🌹

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