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図と地

アートシンキングに関する本を読んで初めて学んだ言葉。
この意味については以下ご覧ください。

花屋さんの仕事においては、今既にある仕事がここでいう「図」になろうかと思います。実在感がある。
「地」はなにか?というと、記事の中にもあるように「地は漠然としていて実態がつかみにくい」ものです。
つまり、頭の中にある「こんなことやってみたいんだよね」です。

「こんなことやってみたい」これにチャレンジできているのだろうか。
日々の業務に追われていないだろうか。
確かに、日々忙しいということはそれだけ仕事をいただいているということでもあるから素晴らしいんだけど、創造的時間を意識的に設けないと新たなインスピレーションを生むことがない。

「あれ?あんなに忙しかったのに気が付いたら段々暇になってきちゃった」

こんな現象を生んでしまうんじゃないか?

遊びが生み出すもの。

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有名な話のようだけど、Googleの研究職?は、1日の勤務時間の20%を、自由な研究時間に使っていい。3M社の研究職も15%をその時間に当てているとそうです。その中から生まれたのが、Gメールであり、ポストイット!
つまり、多忙な日常業務の中から出てきたサービスではなく「こんなサービスあったら便利なんだけどな」を深掘りして形にしたサービスなんです。
 
冷静に考えれば、この時間は短期的に見れば収益を生み出しません。でも会社の仕組みとして意図的にこの時間を盛り込むということは、やっぱり「創造的時間=地」の必要性を感じているからなんだろうな。そしてそれが結果として会社に長期的な収益を生み出しているということは無視できませんね。

花屋さんの現場

よく聞く声としてはこうです。

「わかってるんだけど、忙しくてそれどころじゃない」
「葬儀の仕事に依存してるから脱却したい」
「ブライダルも式場提携は条件厳しいけど抜けられない」

この辺りでしょうか。
じゃあ、その状況はいつ変わるんですか?自分が変えるんじゃなく周りが変わるのに吊られて自分も変わるんですか?

正直、嫌いな言葉が「わかってるんだけど、忙しくてそれどころじゃない

言ってしまえば「その重要性がわかってないから、後回しになる」んですよね?後回しにしても良いという判断をしているわけですよね?

人は常に最善の行動を選択している

尊敬するアチーブメント株式会社青木社長の言葉ですが、この言葉をお借りすれば、「わかってるんだけど・・」の言葉を発する方は、その選択がその時の最善だと思っているわけです。つまり、「創造的時間に時間を使うことは優先順位が低い」と考えているってことになります。

残念ながら、「だから今の花業界が今の状況」だと思っています。
今の状況というのは年々市場規模が縮小していること。花屋の仕事環境が一向に改善されないこと。その他諸々。。

だとしたら一つ提案ですが、上記のGoogleや3M社の事例を取り入れて見ることはできないでしょうか?

日々の業務の◯%
年間を通じて時期でまとめて◯%
会社全体の労働力の◯%をそれ専門の人に充てる

やり方はいろいろあろうかと思います。
つまりは「地」の部分を意図的に作るということです。
 

「言うのは簡単だ!じゃ、やってみろ!」
という声も聞こえてきそうですが、そのような方は是非ご連絡ください。
一緒にやりましょうw

僕が共感した考え方。
こちらの本は昨年かなり売れて注目を浴びました。今の時代にあった本当に素晴らしい経営者だなと個人的には感じています。

飲食店と花屋さんって似ているところがあるので、とても勉強になりました。

家族揃って夕飯が食べられる花屋

こんなコンセプトの花屋さんがもしあったら、素敵じゃないですか?
花屋さんていうと、「朝早くて夜遅い。休みもなくてそれでいてさほどお給料も稼げない・・」労働環境については良い印象は全くありません。

強いて言えば「毎日花に囲まれた職場」ということでしょうか。

でも、そのコンセプトから逆算して営業時間を決めて仕事量も決めたり、人員配置も考える。受けきれない場合に備えてパートナーフローリストを抱えておくなど、やり方はいろいろあろうかと思います。

何を大切にしたいか?

これ次第ですね。


話がちょっと外れてしまいましたが、「創造的時間=地」の時間を意図的に確保することで、息の長い経営ができる思っています。一時的な売上ダウンも許容できる状態であれば、絶対今のうちに手を打った方がいいです。それを数字の面からも解説している記事を過去に書いたことがありますので、こちらご覧ください。

それでは皆様、バラ色の日々を🌹

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