【読書】思考の質を高める 構造を読み解く力
「思考の質を高める 構造を読み解く力(河村有希絵)」
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
発行日:2023年3月25日
まず、本全体が、読み易い文体となっていて、読者に問いかけ、話しかけているような書き方となっている。
これは、筆者が、当然かもしれないが読者が分かりやすいように、書いてあるので、非常に読みやすく、入り込みやすい。
大人でなくとも、中学生くらいからでも読めるのではないかと思う。
私自身は構造学習というものを義務教育で学んだ記憶はないが、構造学習というと、中学、高校あたりから学ぶものかなと思っていたら、小学校から取り入れられていたとのことで、少し驚きであった。
この本の源流にある構造学習は、戦後の小学校教育で一時期、広く取り入れてられていて下火にはなったが、今でも一部の学校では実践されているとのことである。
構造化の読解方法については、国語で習った物語や新聞の論説などを用いて、わかりやすく構造化の方法を説明してくれている。
そこから、論理、心情、思考へと構造化を繋げて章が進んでいく。
ビジネスパーソンだけでなく、広く学生さんにも読んでほしい著作である。
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