レイプサバイバーに必要だった、切ることと書くこと

中学生の時。
夏の始まり。
夏の制服の上にサマーニット着て。
校則の膝丈もしっかり守って。
だっさいメガネかけて。
学校帰り、池袋の手芸屋さんに行こうとした。

そこから先覚えてるのは痛みと人だけど人じゃない顔をした男たちと笑い声。

路地裏に捨てられた。
とにかく痛くて、早く帰ってお風呂に入って眠りたかった。

切っている間は忘れていられる。
だって痛いから。
生きてるじゃん。
死にたいけどさぁ!!!
だって死ねないんだよ!!!

でもそれだけじゃどうにも出来なかった。
切れる場所もなくなっちゃったし。

病院行っても3分診療の多剤多量処方。
変わるわけ無いじゃん。
2回成功しかけたけど、助かっちゃった。

だから、書いた。
ノートに、裏紙に、たくさん。

私はすぐ解離して記憶をぶっ飛ばしちゃうから、いつも無印の小さなメモノートを持ち歩いてた。
貝印と一緒に。

気づいたら東武線の終点にいたこともあったな。

なにかあれば、なくても、自動思考のようなものとか、つぶやきとか。
書いて書いて、ある時自分が悪くないことを知った。
悪くなかったことを知った。
大人は誰も私が悪くないって教えてくれなかったけれど、
私は「あやは悪くなかったんだよ」って書くことで教えてくれた。

それから、私はなんでも書くようになった。
天気とか季節の感じとか。

そのすぐ後に潰瘍性大腸炎を発症したから、書かなきゃいけないことも増えたしね。

そんな感じで今日もまた、手帳に記録と記憶を留めるのです。

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