賛同500人突破!賛同した現役記者の声は…
おかげさまで12日朝の時点で、「ジャーナリズムの信頼回復のための6つの提言」の賛同者が500人を超えました。皆さんの後押しに感謝申し上げます。なぜ、いまこの提言が必要なのか。賛同者の声を随時紹介していきます。初回は日本新聞協会会員社に所属する新聞・通信・テレビの現役メンバーからです。
入社4年目の記者です。メディア内部の慣習・常識と、社会の常識の乖離を感じます。受け取り側の信頼あってこそのメディア。いち早く変わらないと、メディアの存在意義を失うのではないかという危機感を抱いています。(新聞社記者)
賭け麻雀問題を受け、なにかやらなければと痛感して同期と話しながらも、何もできていませんでした。提言に感謝します。(通信社記者)
「夜討ち朝駆け」、そろそろやめませんか。頑張る記者の勲章のように言われた時代もあったが(今も言われているが)、世界でこんなことをやっているのは日本だけ。「働き方改革」が叫ばれる今、昭和の悪い慣習は体力も思考力も奪う。自宅前でやっていることが事実上の記者会見なら、日中の帰宅前にやればいい。もはや記者もメディア企業も体力が持たない。企業としての経営体力を競う「チキンレース」「我慢比べ」は誰も幸せにしない。そろりそろり撤退する社も現れている今、いい機会だから一斉にやめませんか。(新聞社ネット記者・編集者)
当局取材をしていた当時、私自身も「いずれ発表されることを他社より早く書く」ことにしかつながらない取材に奔走し、そのことに大きな疑問を感じないまま仕事をしてきました。直接的な評価につながる機会も多く、やりがいを感じたこともあります。しかし、年齢や経験を重ねるにつれてそのおかしさに気づき、地道に調べたり現場を回ったりする取材を大切にするようにしました。次第に、社内で「他社より早く書く」ための取材ができる人を過大に評価する風潮を感じ、苦しく感じるようになりました。その苦しさが何だったのか、提言の中で言語化してくださったおかげで、自分の考えも整理することができました。みなさんの活動やその他の新しいメディアの動きに勇気をもらい、自分には何ができるのか考えています。(新聞社記者)
提言にあるように、メディアの現状に強い危機感を抱いています。メディアは社会基盤です。なんとか現状を変えていきたいです。(新聞社写真記者)
若い記者が意欲的に取材できる環境が必要です。ジャーナリスト志望の若者は文春に流れて、新聞に見切りをつけないか心配しています。(新聞社部長)
事件や災害の被害者・遺族への取材、捜査機関からの情報に過度に依存する事件報道、訂正に消極的な姿勢ーーなど、提言に書かれていること以外にも今の報道機関が抱えている大問題は山積みです。 現実的に変えていくためには、現場から代案を提示して、実践していくことも必要だと感じています。「今の状況が続くなら新聞社にいられるのもあと少しかもしれない」と思うほど深刻に考えているので、今回の行動が、問題意識を共有する同業者たちが連携していくきっかけになることを期待して署名します。(新聞社記者)
賛同署名は7月末まで受付フォームから受け付けています。ご協力よろしくお願いいたします。
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