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『101回目のコロ騒ぎ』  第四話 テレビ中継

突然の突撃レポーターの訪問に戸惑った4人だったが、
テツオの「これはチャンスかも」という一声で
レポーターと撮影スタッフを家の中に招くことにした。

アツコのほかにも3人いたことに驚いた様子の
レポーターだったが、いきさつを説明したところ
納得した様子だった。
 実は、このレポーターも撮影スタッフも、
少なからずハルマの自殺に疑問を感じていたのだが、
自分と大切な家族の生活を守るため、上からの指示に
やむなく従ってる感じだった。

ここで、テツオとリツコのブルーアイがさく裂した。
レポーターたちをコントロールしていた見えない糸が
切断され、本来の自分の魂とのつながりが復活した彼らは、
真実を伝えるというジャーナリズム魂に火がついた。

早速、本社に連絡して生中継の準備に入るレポーター達。
ほどなくして、アツコへのインタビュー生中継が始まった。
・・・とそこへ、妹のリツコも現れ、お茶の間に向けて
ブルーアイ光線を放った。

そして、テツオ、ヨウスケと4人で協力して独自に
調査してきた内容を生中継で語り始めた。
(ブルーアイで覚醒したレポーター達も止める者は誰も
いなかった)

ハルマが保養所で目撃したであろう、
噂の不老薬『ドレミノソマチド』の秘密・・・

秘密喫茶・ペナル亭~製薬会社~新感染「ア感冒」の
世界支配と人口削減計画の全貌・・・

そして、締めくくりはレポーターの勇気ある一言だった。
「これまで、自分と大切な家族の生活を守るため、
疑問や疑念を感じながらも、上からの指示に従ってきたが、
ジャーナリズム魂、自分自身の魂、
『今のままでいいのか!?』と叫ぶハートの声を
ごまかすことはできない! もうたくさん!
こんな茶番は終わらせるべきです!」

ハルマの妻だったアツコ、その妹リツコ、
そしてテツオ、ヨウスケの4人の命がけの調査と
魂の叫びがブルーアイとなって、レポーターたちを
目覚めさせ、さらに、この生中継によって、
日本列島を真実を伝えるメッセージが駆け巡った。
 中継現場は愛の波動に包まれ、
一同はソーシャルディスタンスもおかまいなしに
抱き合って喜んだ。


・・・が、この中継を見て、黙っていなかったのが
トラブリュー製薬とペナル亭だった・・・

    ~ つづく ~

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