見出し画像

『チャックと栗の木』 第四話 エデンの追放とは?

ミチは納得したような表情で、チャックに尋ねた。
「それって、聖書や世界中の神話のもとになったお話なの?
なんで、チャックの話のように分かりやすいように残して
くれなかったの?」

チャックが答える。
「地球を支配しているレプテリアンたちが、それを許さなかったんだ。
真実を伝えようとする者たちを排除してきたのが歴史でもある。
だから、神話やおとぎ話のようにしながら、
後から救世主のような者が現れるときに、真実に気づくよう、
暗号として残してきたんだ。そして、この話を語るのも聞くのも、
今ここに必要とされて誕生してきた・・・ということでもある。」

ミチが驚いたように尋ねる。
「私も? チャックの話を聞いてるのは、必要とされてるから?」

リスの妖精の目が青く輝き、テレパシーをミチとチャックに送った。
『二人とも聞くがよい。
 わしの姿が見える(感じる)ということは、
 地球や宇宙のアセンション、そのための人類の覚醒を促す
 スターシードとして転生してきた純粋な魂ということじゃ。
  なみの人間にはわしを見ることも感じることもできぬ。
 じゃが、やみくもに歴史や地球の真実を話しても、
 誰も聞く耳持たぬどころか、かえって逆効果になるから、
 スターシードの中でも気づいたものから伝えていくことにしたんじゃ。
 あんたらは、わしが呼び寄せたんじゃ。』

ミチ「え!? そうだったの?」
チャック「そういうことだったのか! なんか呼ばれた気がしてたんだ」

リス
『チャックの性格はとにかく、おしゃべりじゃ(笑)
 知ってることはすぐに人に伝えたがる。こまったもんじゃ(笑)』

ミチ
「だから、お口チャックされたんだ(爆笑)」

チャックは苦笑いしながら聞いていた。

リス
『チャックは、地球で起こったことを記憶しているんじゃ。
 ミチ、もっと知りたいか?』

ミチ「うん、教えて(甘えるようなまなざしをチャックに向けた)」

リス『チャック、わしが必要なら補足するから、話を続けるがよい』

チャックは続けた。
「地球と宇宙の波動エネルギーが織りなすように交わって
生命の源になるDNAが誕生し、やがて地球は楽園(エデン)のような
宇宙でも最も調和した喜びに満ち溢れた星になったんだ。
 そこに宇宙を支配し、愛にあふれた創造主(人は神と呼ぶ)に
なりかわろうとたくらむ者たちが、創造主が最も愛し尊ぶ地球に
やってきて、さっき話したように地球のエネルギーを吸い取って、
DNAにも影響をおよぼしていったんだ。
 そして、人類や地球上のすべての生命体のDNAにも
影響するようになった。
 クリスタルベースだった身体や植物(巨大樹もね)も
バランスを崩し、物質次元で身体を維持できなくなっていったんだ。」

リスが補足した。
『創造主は苦悩し出した地球を見るに見かねて、
 惑星やその地の住人達の自由と権利を
 侵害し出したレプレリアンたちをとがめたが、
 彼らは言うことを聞かなかった。
  そこで、銀河連合(聖書で言う天使たち)に
 レプテリアンたちの駆除をたのんだんじゃ。
  じゃが、銀河連合は愛と調和の存在たち、一方、
 レプテリアンは攻撃的な種族でもあったから
 武器も高度な技術が使われていた。
  銀河連合は大敗し、地球を離れることを約束されたんじゃ。」

チャック
「だから、創造主は心を鬼にして破壊神となって、
地球を火で焼き尽くしてリッセトするという選択をとったってこと?」

リス
『そうじゃ。それが旧約聖書にも書かれてる出来事なんじゃ。』

ミチ
「それって、もしかして、創世記第三章の
『神は人を追い出し、エデンの園の東に、ケルビムと、
 回る炎のつるぎとを置いて、命の木の道を守らせられた。』
炎で焼き尽くして、天地をつなぐDNA(エネルギーの象徴)である
命の木を守ったってことなのね。
 ねえ、命の木って巨大樹(マロンタワーとか)と関係あるの?」

リス
『良い質問じゃ、ミチ。
 チャック、“つるぎ”に隠された秘密を教えてやるがよい。』


    ~ つづく ~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?