英語教室の思い出

小さい頃近所のおばちゃんに英語を習っていた。公文みたいな大手チェーンの塾ではなく、個人で英語好きな人が趣味でやっているやつだ。

何故通い出したかは覚えていない。英語を習いたいといったわけでも何でもなく、恐らく母親の付き合いだったのだろう。

正直なところ、英語よりも勉強後のおやつに惹かれていた。我が家では甘い飲み物をほとんど飲ませてもらえなかったので、粉のレモンティをお湯で溶かす紅茶が特別なものに感じられて楽しみにしていた。

おばちゃんが九州出身だったためか、おやつにカステラやバッテラをよく出してくれた。おやつを食べる間何か話しをしていたんだろうが、全く思い出せない。あまり愛想のない子供だったので苦労しただろうなあ。申し訳ないことをしたと思う。

今思えば、個人塾でおやつを出してくれるなんて、優しいおばちゃんだった。熱心な生徒ではなかったが、怒られたこともなく、楽しく時間を過ごせた。

大人になっても英語は好きで、英会話を習ったり、TOEICを受けたり、海外ドラマをみたりしている。小さい頃に良い思い出があるお陰かもしれない。おばちゃんありがとう。

ありがとうございます