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登山経験0の超初心者だけど富士山に登頂した話(富士宮ルートの話)

全く登山に興味が無く、それどころか全く運動をしてない私が2022年8月11日 山の日に富士山の登山を決行した話です。
富士山登山に興味はあるけど、登ることが出来るか心配な人へのアドバイスになればと思い書きました。

富士山に登ろうと思ったきっかけ

Twitter仲間が御来光のツイを上げてるのを見て、富士山がとても身近に感じ、「ネタで登ってみるか」とすごく安易な気持ちで計画を立てる。

登山計画

8月6日から計画開始
登山用品などの持ち物を何一つ持ってないので、youtubeを見て勉強
登山の第一目的は登頂です。
御来光を見たかったけど、御来光のために山小屋代1万円は出したくない(笑)
山小屋代をケチる=当日登山・下山の弾丸登山です。
弾丸登山に最適なルートは『富士宮ルート』になります。
弾丸登山に向いてる理由は、登山距離が一番短く、シャトルバスでいち早く5合目まで行ける事です。

登山準備

登山用品は値段が高い!
命を守る用品なので当たり前の事なのですが、登山に興味が無く二度と登山はしないであろう『ど素人』にとって高額な登山用品は無駄な買い物になってしまいます。
レンタルという手もありますが、それはなんだか面倒くさい。
多くのyoutuberが軽登山にはワークマンがコスパ最高と称賛するので、ワークマンで買い揃えることに決めました。

登山用品

ワークマンで購入した物

フィールドコアシリーズの長Tシャツ、スラックス、アクティブハイク
そもそもが『ど素人』なので、本物の登山用品と比較することが出来ない(笑)。
「まぁ、youtuberも絶賛してるし安いからいいんじゃね?」程度です。
ただ、スラックスは大失敗。
作りがタイト過ぎで体の線がはっきり出ます。
ティンティンがポッテリと浮き出ます。
「登山するセクハラ野郎」でしかありませんし、すれ違いざま外人に「Oh!ウタマロチョモランマですか~HaHaHa」と笑われかねません。
これは却下。
即、ゴミ箱行きです。
ズボンは収縮性のあるので十分。ジャージとかで大丈夫でしょう。

Amazonで購入したもの

トレッキングポール 2,399円(膝を守るのと転倒防止に必須)
CW-X スポーツタイツ スピードモデル (ショート 3分丈) 6,512円(股関節大切)
ザムスト(ZAMST) EKシリーズ ひざ 膝 サポーター 3,230円×2個(膝大切)
ゲイター L ふくらはぎ サポーター 1,400円×2個(疲れ軽減に必須)
日本製 携帯用酸素スプレー 酸素吸入器 1本5リットル 980円(高山病予防(気休めかな?」))

その他の持ち物

雨具(レインコート)(雨降ったら寒くなるので防寒的な意味も込めて)
水 ペットボトル500ml×2本 1本を予備にして1合登るごとに1本飲む干す感じ(荷物になるので飲料水は小屋で買い足すのが正解かな)
アミノバイタルゼリー×2個(気休め)
ユンケルゼリー×2個(気休め)
プロテインバー×3本(とにかく腹が減った。3本じゃ足りなかった。カロリーメイトは喉がかわくから却下)
日焼け止め(シミの原因になるから必須)
リップ(乾燥するから必須)
滑り止め手袋(ダイソー)転倒時のケガ予防も込めて必須

私の普段の運動量

私がどれだけ『ど素人』なのかは、iPhoneのヘルスケアを見れば一目瞭然。今年の平均歩数は3500歩程度です。
ここ2年間、スポーツは全くしてません。
このスペックで登頂が出来たって事は、普段からもっと歩いてる人は余裕だと思う(勝手な思い込みです)


山頂までのタイムスケジュール

21:00 仕事が終わり、自宅を出発
23:00 水ヶ塚駐車場到着今日はここで車中泊(アクアなので横になって寝れない(T_T))
4:00 起床
朝食におにぎり1個とプロテインバー1個を食べる。
車内で着替えを済ませる。
5:00 検温チェックの列に並ぶ。検温後、協力金1,000円を支払い、証明わっかと缶バッチをもらう(輪っかはリュックに付ける)
その足でシャトルバスの列に並ぶ。
※肌寒いので、Tシャツや長T一枚は薄手の羽織るものが必要
5:35 6時出発だが、定員オーバーで早めの出発(定員53名ぐらいかな?)
シャトルバスは3台ぐらい待機してたので、後ろの方に並んでた人も乗れたと思う。
頭のいい人は、タクシーに並んでる人に相席を交渉してた
6:10 富士宮5合目に到着
高山病リスクを減らすため、無料休憩所で椅子に座り40分ボケー動画を見る。
6:52 登山開始
よくよく考えると、準備体操とかしてなかったわ笑
この日は天気がよく快晴。だが、15時過ぎから雨予報。
「こんなに天気が良くて雨が降るの?本当かよ~」などと『ど素人な考え』でしたが、下山途中から雲行きが怪しくなり小雨が降り出す事を今は知らない
6:52 五合目出発
7:09 六合目到着
8:05 新七合目到着
8:57 元祖七合目到着
9:43 八合目到着
10:25 九合目到着
11:07 九合五勺到着
11:50 山頂
12:36 剣ヶ峰到着
お鉢めぐりはしませんでした(もう、歩きたくないんや、体力の限界やで)
13:50 下山開始
マジで下山は地獄。最初はひょいひょいと下れるのですが、次第に太ももの筋肉がァァァ、大腿四頭筋がぁぁ。
思い出す高校の時のバーピースクワット。。。
気力で下山するような感じでした。(部活のある程度のシゴキの大切さを実感)
途中で小雨。かっぱを着る。天気予報すげぇな
16:50 5合目到着

俺って馬鹿よなぁって思う事

シャトルバスに並んでる時、前にいた子連れおばさんに質問攻めに会う
おばさん「富士山に登るの初めてなんです。経験ありますか?」
僕「10回目の記念に山の日を選びましたよ(ドヤ」
おばさん、それを聞いて質問攻めに転じる
おばさん 「私、富士山に登るの初めてで子供と一緒なんですが、なにか気をつけることってありますか?」
僕「((´・ω・`)しらんがな。ワイも初めての登山でここ数日不安な日をすごしたんやで)高山病ですかね。キリッ(`・ω・´)」
30分ぐらい質問され、正直うんざりしたぜ自分の演技にwww
ちょー適当にネット知識で返答してごめん、あの日のおばさん

感想

3階へ行くだけで息切れする私にとって、空気が薄いから息切れするとかその感覚が全くわからなかった(笑)
ただ、高山病が怖いからゆっくり登る事は心がけた(これ一番大切)
また、転倒しないように気をつけた(一度足を滑らせ転倒するが、リュックがクッションになりノーダメージ。助かったぜ)

登山スタイルは人それぞれで、半袖短パンの外人やコンビニ袋片手の若者などが居た。反対にくっそ大きなリュックを背負ってる人も居る。
要は、10時間耐えられる膝と転倒しない運動神経があれば良く、スポーツをやってる若者の場合、天気が良ければスニーカーでも大丈夫じゃないかな?
下手すればサンダルでも行けると思った(私が高校生ならコンビニ袋におやつを入れ、クロックスで登ってると思う)
それらを見ると、youtubeやブログなどで仕入れた予備知識の注意喚起は「大げさ」とさえ感じてしまう。
この辺は、自分の寒さ耐性や水分補給限界値を普段から気にしておくといいと思った。(外気温が○○度の時は半袖で耐えれるとか、すぐに喉が渇くとか乾かないとか)

翌日の話

圧倒的筋肉痛(笑)
翌日に筋肉痛になるのが個人的に嬉しかったぜ!って感じです。

登頂して良かったこと

いつも見る富士山でしたが、山頂に登った後に見る富士山は、今までとは違う感慨深いものになりました。
もう一度登りたい(嘘です。もう無理)

火口がダイナミック!
これは実際に自分の目で見たほうがいいと思いました。

「やっぱり俺すげぇわ」と自己陶酔が出来る。
登山家が富士山登山に対し、高山病がァァァ、遭難がァァと騒ぐので一般世間では敷居が高いと思われてるので、富士山を登った事を話すと「すげ~」って言われる(実際はすごくない。幼稚園児が山頂に居たぐらいw)から、また自己陶酔が出来るwww
自己肯定感アゲアゲマックスになれます。

最後に

鎌倉の七里ヶ浜から見る江ノ島と富士山が絶景なのですが、富士山から見る相模湾と江ノ島を見た時、一番感動しました。

ちなみにスマホはこれです。

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