介護職の経験談 #6 介護の基礎を教わった話し
介護士を20年もやると、「ベテラン」と呼ばれます。
ベテランと呼ばれる人だって初めは介護初心者の新人です。(当たり前です💧)
前の記事でも書きましたが、頭からの流血事件で戦慄の介護デビューをした私の介護の基礎を本当に根気良く教えていただきました。
↓流血介護デビューの話し
私に介護の事を教えてくれた方は、生活相談員の女性でした。
年は私より3つ上のお姉さんです。
当時の私は20代前半、結婚もしていませんでした。
そのお姉さんは、とても優しく面白く惚れてしまいそうでした。
(お姉さんは結婚していましたけどね)
その方から、ボディメカニクスを使った介助方法、認知症の方との接し方、デイサービスでの送迎車の運転技術、介護士としての心構えなどなど、他にも山ほど色々な事を教えていただき私の介護士としての基礎を作ってくれた方です。
本当に感謝しています♪
お姉さんとは2年間程一緒に働きました。
先に辞めたのはお姉さんでした。
お姉さんが辞める最後の日、デイサービスの帰りの送迎は私が運転手、添乗員がお姉さんでした。
全てのご利用者様を自宅に送り、施設に帰るまでに私がお姉さんに言った言葉を今でも忘れていません。
◯◯さんが明日から仕事場にいないのが辛いです。一緒に働きたい…
何でこんなこと言ったのか、相手を困らせるだけの言葉なのにね。
でも、本心がそのまま言葉になって出た感じだった。
お姉さんは…
ごめんね。
でも私が教えられる事は全部教えたから、後はそれをやってくれれば絶対に良い介護士になれるよ。
と言ってくれた。
あれから18年。
教えていただいた事がしっかり私の介護の基礎になっている。
お姉さんの教えは、今度は私が新人介護士に伝えてます。
お姉さんとはその後、劇的な再開をする事になりますが、それはまた今度書きたいと思います。
今回は私の介護士の基礎を作ってくれたお姉さんの話しでした。
ありがとうございました♪
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