8月9日 明日は七夕 (記事27)
今日は8月9日、旧暦七月初六日です。
明日は旧暦七月初七日、「七夕」です。
日本は旧暦の伝統行事をそのまま新暦にスライドしてしまったので、正月も端午も七夕も季節感がなくなっています。
本来、七夕は秋に入ったばかりの暑い夜に、夕涼みを兼ねて天の川を眺めるもの。でも、新暦の7月7日を七夕にしてしまうと、まだ梅雨が明けていない地域もあり、天の川を眺めることが難しくなります。
小学生の頃、なぜ年賀状に「賀春」「迎春」といった言葉を書くのか、とても不思議でした。1月1日の元旦を過ぎても春は来ず、それどころか真冬に向かっていくからです。
かなり後になり、旧暦の正月は立春の頃から始まるということを知って、なるほど「賀春」や「迎春」を新暦の元旦に使っているからおかしかったんだ、とはじめて気づきました。
(当時はスマホもインターネットもない時代です。今ならすぐに調べられますが、あの頃は知識を得るツールがなかなかありませんでした)
端午も日本では新暦の5月5日なので、まだまだ穏やかな気候の頃ですが、本来は夏の節句です。
日本では端午や七夕を新暦から一カ月送らせて祝う地域もありますが、旧暦は一年が十三カ月になる年もあるので(閏年)、単純に「旧暦は新暦の一カ月後」としてしまうのも、なかなか乱暴に思えます。
中国では新暦と旧暦を併用しています。
日本も伝統行事は旧暦を使えばいいのに、と思っています。
画像はAIで生成したものです。中国っぽくしてみました。
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